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勝利条件 敗北条件 制限 日数 担当勢力 敵勢力 小沛陥落 曹操部隊壊滅陳留陥落指定日数経過 部隊コマンドのみ使用可戦法のみ使用可 180日 曹操 劉備 難易度中。楽進と夏侯淵がキー。両者を守りながら進むこと。可能性としては低いが、夏侯惇の騎兵戦法で張飛との一騎打ちが発生してしまってはまずいので、一応留意。 1、2ターン目は(後述するが楽進以外はもう1,2ターン引っ張る手もある。連弩櫓を2つ壊すまでは楽進単騎で進めるからだ)全部隊軍楽台で気力を回復させ、楽進で櫓を破壊しながら進軍。 敵部隊を三回壊滅させるとイベントが発生して全部隊気力+50。 楽進が偽報や撹乱を食らわないように注意しながら兵力の少ない糜氏や簡雍を狙う。 ただしこれら弱武将が積極的に出陣してくれるかは「運」であり、出てきてくれないと気力不足で詰みかねない。 劉備と張飛の部隊は兵力が多いのであまり真剣に狙わない。再出撃されるとうざい。 が、張飛に部隊を撃破されると全部隊気力-30なので螺旋突で混乱させたいが、最低でもZOC封鎖ぐらいはしておく。 袁紹の援軍は完全に無視して夏侯淵と楽進で戦法使いまくって城を落として終了。 楽進が偽報や撹乱を食らって進軍できない場合は、夏侯淵の気力を残しておけば夏侯淵単独でも貫矢をつかって攻略可能。 その場合、兵士を0にする必要があるので、劉備軍を徹底的に叩いて2、3回再出陣させること。袁紹軍は無視。 (追記) 自軍の足並みを揃えることが結構重要。COMは自領に敵が侵入するまではまず迎撃に出てこないので、 これを利用して衝車が一つ目の連弩櫓を壊すまでは陳留⇔小沛の国境ギリギリで全軍待機。 劉備軍が出てきたら、最初はなるべく城塞の範囲外で戦う。 (ただし嫁さんや簡雍に関しては自軍と比べて能力に差がありすぎるので考慮せずに突っ込んでも問題ない) できれば曹操、夏侯惇、夏侯淵の配置を工夫して援護攻撃も狙いたい。 COMは攻城兵器を優先して叩いてくる傾向にあるので、楽進が張飛らに叩かれすぎないように注意。 特に張飛の攻撃は当たり前だが洒落にならない威力なので、できるだけ被害が抑えられるように配置を工夫する。 敵は火球を使ってくることもあるのであまり本道付近で一列に固まらない。 なお、城塞は無理して壊す必要は無い。 連弩櫓は、最後の1本を壊す前に一端衝車を全力退却させれば敵が引っ込むので、被害無く全連弩櫓を壊した上で戦える。 ただし時間制限注意。 (補足) 糜氏と簡雍を狙えとあるが、張飛をほっとくと戦法で大打撃を食らいこちらの攻撃力が落ちる。 まずは張飛を削っておくべき。乱射等に巻き込んだ後、適当に攻撃して2000以下にしておこう。 あまり減らすと自滅されて再出撃してくるので注意。 また、兵が多くZOCが効かない劉備も厄介。なるべく囲み、張遼で気力を削っておこう。 (補足2) ↑とあったので先に張飛らを叩くケースも試してみたが、あまり拘りすぎると時間切れの元。 (最悪他の部隊がなかなか倒せず、気力回復がおいつかなくなる)になるようなので、 必ずしも2000以下にする必要はないように思う。 劉備・張飛対策としては、個人的には最初に騎兵の夏侯惇あたりで一当てし、 後は徐晃あたりを囮にしておいて基本無視し、その間にさっさと糜氏と簡雍を速攻で潰したほうが成功するケースが多かった。 要はプレイヤーの好みと状況に応じて臨機応変にどうぞ、といったところでしょう。 楽進部隊の気力は敵3部隊撃破の回復イベントに頼る比較的具体的な案。3部隊撃破優先、途中まで張飛と劉備に対しては片手間に螺旋突きか、横薙に巻き込む程度で。 1/21までの3ターンで、楽進は最速で連弩櫓を2つ壊す。2つ目は左下から。他は軍楽台で気力回復。夏侯淵が最後尾になるように。 2/1 楽進は3歩下がって陳留領内の本道(124,80)へ。出撃していた劉備軍は城に戻る。 2/11 丁度届くので、楽進は3つ目の連弩櫓を左下から壊す。 2/21 本隊出撃。楽進は先ほどの本道まで後退。劉備軍はまた城に戻る。 3/1 袁紹軍到着。楽進は南の山際に押し込め、周りを他の部隊で護衛。最低1部隊は小沛領内に入り敵を釣る。やはり夏侯淵は最後尾。 楽進・夏侯淵を山沿いをできるだけ前に出しつつ、劉備・張飛以外を最低3部隊狩りながら前進していく。楽進・夏侯淵は南側から城を攻めるイメージ。夏侯淵は乱射以外は適宜敵部隊を攻撃してもよい。騎兵の夏侯惇は余裕があればこの2部隊の露払いまたは前方の袁紹軍に対する壁として使う。順調にいけば6/1か6/11、主力部隊の気力が尽きる頃に城は陥ちる。 コメント PCPK、開幕4ターンは軍楽台で気力回復させると楽になった -- (名無しさん) 2011-06-12 07 06 53 クリアしたときに発生する関羽投降イベントが発生する条件って何なのでしょうか? イベントスチルには「曹操、夏侯淵、夏侯惇隊が存在する状態で、劉備隊を壊滅させマップ上に存在しない状態で小沛を陥落」と書いていましたが、 劉備軍・・・劉備と張飛のみが残る 曹操軍・・・夏候惇のみ壊滅 で小沛を落としたのに発生したのですが・・・? -- (名無しさん) 2011-06-17 10 13 53 ここ読んだら一発ですごく簡単にクリアできました! でもなんか張飛が怪我して弱くなってたんですが、そういうものですか? -- (名無しさん) 2011-12-27 03 43 24 出陣してくる敵の兵科がこちらの兵の動かし方によって変わる。劉備、簡雍が弓兵で張飛が戟兵だったのが、攻略動画を参考に進めていたら劉備、張飛が槍兵で簡雍が騎馬になり、簡雍が突出してくる。これだけで全然違う。 -- (名無しさん) 2012-01-09 09 27 59 もっと具体的な案がほしい、何回やってもセーブ&ロード使ってもクリアできない... だいたい攻略通り1,2ターン目だけ軍楽台で気力回復しても単純に城落とせるほど気力ないじゃん! -- (名無しさん) 2012-02-17 17 23 26 まずは、楽進以外の全軍を軍楽台で2ターンほど待機 その間に攻略に書いてあるように楽進で櫓を全部壊しておく そして、全部壊したら速攻でカンヨウ、ビシと再出撃してきたどちらかを潰す(気力回復イベント) 楽進と夏侯淵は張飛の攻撃は受けないように立ちまわる(できたら劉備の攻撃も) そうして城にたどり着いたら袁紹の援軍が取り囲んでいるだろうから 熊手や突き出しなどで楽進と夏侯淵が城に取り付けるようにスペースを作る 後は、破砕と貫矢で4~5ターンぐらいで落とせるとおもいます あと、補足として援護攻撃を狙えるように攻撃すると少しは楽かも -- (名無しさん) 2012-02-17 20 08 54 ありがとう、頑張るよ -- (名無しさん) 2012-02-20 11 32 31 せめて曹操が、計略もOKくらいまでプライドを落としてくれればなあ……。 張飛相手に撹乱も偽報も使わず戦うなんて定石から外れているよな。 -- (名無しさん) 2012-04-21 20 59 32 城攻めてるときに時間経過or曹操が壊滅しちゃいます(泣) どうしたらいいでしょう? -- (半熟玉子) 2012-04-23 22 50 42 全然クリアできません…連弩櫓を全て衝車でこわしちるのですがこれが原因ですかね? -- (名無しさん) 2012-07-13 17 33 13 壊さないとダメ。とりあえず、コメも含め書いてある事をよく読もう。 最優先は衝車の道を作る事。戦法で敵を端に追いやりながら味方で壁を作ってガードしてやればいい。 -- (名無しさん) 2012-07-14 00 28 27 曹操プライド高すぎ。戦法だけしか使わないなんてもうちょっと自分に謙虚になれよ… -- (名無しさん) 2012-10-29 19 19 03 これも余裕で一発でクリアできました。 余裕でした^^ -- (余裕でした^^) 2012-12-01 20 53 11 気力使う敵軍引き離すタイミングの問題だろ 余裕過ぎて笑う -- (名無しさん) 2012-12-04 20 13 39 序盤に軍楽台で気力を回復すれば、クリア自体は難しくない。 ただ、関羽投降イベントの条件を念頭に置いていないと、夏侯トンを撤退させてしまいがち。 兵力が減ったら早めに逃がすといい。 -- (名無しさん) 2020-02-06 00 02 20 劉備&張飛を残してると楽進が狙われるので 普通に劉備軍を全滅させた方が圧倒的に楽だった 再出撃してきても簡単に倒せるし -- (名無しさん) 2020-02-06 14 08 07 クソゲー -- (名無しさん) 2020-02-22 07 52 11 追記とか補足よりもイベント発生条件を書いてほしい -- (名無しさん) 2020-06-13 11 58 55 難しい~ リベンジします! この時ばかりは劉備も張飛も大嫌い(涙) -- (きゅうちゃん) 2020-10-19 09 42 06 こちらを参考に進めて、三部隊撃破できずに気力回復イベントなしで5/11にクリアできました。 劉備軍の動きなど運が良かったのだと思います。 https //www.youtube.com/watch?v=Akp1KYI1tb0 -- (名無しさん) 2021-01-14 19 19 16 名前 コメント すべてのコメントを見る
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やや薄暗くなってきた会長宅の裏庭。 僕は懐中電灯を片手に来たるべき戦いへ向けての『仕込み』を続けていた。 「よし、これは無事ですね。こっちは……駄目だ、パーツが劣化して壊れてる」 今仕込んでいる『これ』も例の武器と一緒に森さんに押し付けられたものですが、まさかその森さんと敵対しているこの状況で役に立つとは。 いやはや、人生の巡り合わせというのは分からないものです。 「スペアがないので破棄、と。次」 久しぶりの作業だったが『仕込み』の大半は以前設置していた物を仕掛け直すだけなので、然程手間は掛からなかった。 「ふむ、こっちはすぐに直せそうですね」 それに壊れていた場合も――森さんのイジメにも似た厳しい指導のお陰か――頭と指先はしっかり手順を覚えていたので、部品さえあれば特に問題なく修理出来た。 「よし、次です」 ポンポンと土を均して次の設置に取り掛かる。こうして作業をしているとだんだんと当時の記憶も蘇ってきた。 ふと思い出されたのは『これ』を裏庭に仕込んだ当時の会長とのやり取り。 「……そういえば、会長にはこの件のお礼もしないといけませんね」 今思えばわりと無茶なお願いでした。 『会長、この家の裏庭なんですが……』 『ああ、親の趣味だったが生憎俺は門外漢でな。今ではあの様だ』 『少々あの場をお借りしてもよろしいですか? 実験と訓練に使わせて頂きたいんですよ』 『……待て、今不穏な単語が聞こえたぞ』 『大丈夫、危険物は使いません。ただ危ないので僕がいいと言うまで入らないで下さいね』 『一つの台詞の中であっさりと矛盾を成立させるな!』 なんだかんだ言いながら貸してくれる辺り会長のお人柄が窺えます。 悪人ぶってるけど親しい人間には結構優しいんですよ、あの人。 本人が聞いたら怒りそうなので言いませんけど。 それに、律儀に僕の言葉に従ってあの日からここには立ち入ってないようですね。 僕に対する信頼からか、はたまた自分の身を守る防衛本能からか。 「……前者ということにしておきますか」 「そんな訳あるか!」という脳内会長の抗議を無視しつつ、当時の実験メモと照らし合わせながら設置と修理を続けていく。 それなりに長い期間放置していた割には使えるものが多かった。流石は森さん謹製の品々です。 ブゥゥン…… 「む……」 そうしてしばらく作業に没頭していたが、ポケットに入れていた携帯が振動して作業の中断を求めてきた。 敵が突入した知らせかと少し身構えたけれど、着信したのは報告のメールだった。 開いたメールには簡潔な一文。 『敵はチーム分けの最中。扉は未だ突破されず』 「ふむ……」 引き続き監視の指示を出してから携帯をポケットに戻す。こちらの予定通り向こうも二手に別れようとしているようだ。 「……それはつまり森さんの予定通りでもありますが」 森さんは涼宮さんとは別の班に回って、迷わず僕がいるこちらのルートを選択するはずです。 僕がここで待ち構えていることは森さんも予測済みでしょう。 僕は森さんの性格を知っているし、同じように森さんも僕の性格を知っている。要はそういうことです。 だから、ここまでの流れは読み違いが起こりようのない予定調和。だけど、ここから先は…… 「僕次第、ですかね」 一人呟いて立ち上がり、膝に付いた土を払う。作業の時間はここまででしょう。 しゃがみっぱなしで固まった体をほぐすよう天に向けて大きく伸びをする。 僕が作業を始めた頃にはまだ働いていた太陽も、一足先に本日の業務を終了されたようで、今では月がその業務を引き継いでいます。 月明かりに照らされた薄暗い世界。その夕方とはすっかり雰囲気の変わった裏庭を一望すると、素直な感想が浮かんできた。 ……それにしても、日が落ちるとここは本当に薄気味悪いですね。 僕が迎撃ポイントに選んだのは、屋敷の入り口とは正反対の位置にある裏庭。 一般市民の感覚からすれば無駄に広すぎるその庭も、昔はさぞ綺麗に管理され美しい花々が咲き乱れていたのでしょう。 庭の中心に置かれたテーブルセットや、片隅に積まれた園芸用の土に本格的な道具の数々など、その頃の面影が所々に見て取れます。 しかし、屋敷の住人が会長だけとなった今では全く手入れをされず、そのままほったらかしにされていました。 その結果、放置されたままの道具や家具は風雨に晒されて錆付き壊れ、雑草は刈られることなく膝の辺りまで育ってしまい、木の枝はだらしなく無秩序に伸び放題、蔦類は屋敷の壁にまで張り付いている。 ……こうなるとこの一角だけはまるで幽霊屋敷のようです。庭に存在する全ての要素が絶妙に不気味さを演出しています。 ……この戦いが終わったらここも綺麗にしますか。随分長いことお借りしていましたし、借りた時より綺麗に手入れをしてからお返ししましょう。 そして、その手入れが済んだら会長に一言助言してみよう。円満な親子関係のために庭弄りの趣味を始めてはどうかと。 その余計なお世話であろう提案をされて、嫌そうな顔をしている会長を想像すると微かに頬が緩む。 が、そんな温い空気を切り裂くように携帯のバイブレーションが再び作動した。今度はワンコールで着信が切れる。敵襲の合図だ。 「来ましたか」 いよいよ涼宮さんたちが正面玄関から屋敷に侵入したようだ。正面ルートはすぐにでも戦闘に入るでしょう。 正直な話、こちらのルートほどではないが正面ルートにもやや不安が残る。会長たちはともかく、鶴屋さんが少々読めない。 上手く『突破される』といいんですが。 そのことを想像すると、少しだけ胸にチクリとした痛みが走る。この期に及んで割り切れない自分が好ましくもあり、疎ましくもあった。 ……どちらに転ぶにせよ今は自分の役目を全うしなくては。相手は森さんだ。もう間もなくここに乗り込んでくるはずです。 僅かに生じた迷いを振り切り、敵襲に備えるために地面に置いていたリュックに手にを伸ばす。 だが、僕がそのリュックを手にすることはなかった。 ヒュン! ガガガガッ! 「……え?」 風を切る音が聞こえたかと思った刹那、地面に置いていたリュックに次々と何かが突き刺さった。 その何かが刺さった衝撃に押されるようにリュックは地面を転がっていき、伸ばした右手はむなしく空を切る。 現実感が全くないその光景を僕はただ呆然と眺めていた。 撃たれた? 誰に? 何を? どうやって? そもそも入り口からの距離を考えて下さいよ。こんなに早く攻撃されるなんてありえないでしょう? まだ呆けたままの頭に浮かんだのは全て現実逃避の言葉。 しかし、今更になって聞こえてきた足音のお陰でやっと我に返ることが出来た。 タタタタタタッ! ……って、やっぱり敵襲ですか!? ちょっと早過ぎますよ! そこで初めて闇に紛れて猛スピードで接近してくる敵の影を確認する。けれど、その姿を見て再び疑問が湧いてきた。 その接近速度はこちらの予測を上回っていたものの、敵の現在位置はやはりどう考えてもここまで攻撃が届きそうにない……例えば狙撃用の銃でもなければまともな射撃が不可能な地点だった。 だが、目視で確認出来た敵のシルエットは、長距離用の大型銃はおろか小型銃すら装備していない。 ならばどうやってあの距離から攻撃してきたのか? この謎はすぐに解き明かされた。 何故なら敵がもう一度実演してくれたからだ。 その敵のシルエットは、その異常な走行スピードから生じる慣性を十分に活かして―― ――何かをこちらに向かってぶん投げた。 ……えーっと、つまり投擲武器でこの距離を狙撃してきたんですか? その出鱈目な真相が判明した途端、不覚にも軽い眩暈に襲われてしまった。 ……これだから埒外な人種は! 一般人が相手なんですから! もっと常識の範囲に収まる攻撃をして下さいよ! そんなこちらの心の叫びを知ってか知らずか、相手の投げた武器が僕に向かって飛来した。 ヒュン! ヒュン! ヒュン! 「くッ!」 耳にするだけで心が折れそうな風切り音が辺りに鳴り響く。その不吉な音に背中を押されながら、なんとか庭で一番大きな木の陰に転がり込んだ。 元々戦うならこの位置と決めていた安全地帯。この木の後ろなら相手がロケットランチャーでも用意しない限りは安全だろう。……しかし、 「……のっけから予定が狂いましたね」 苦々しい気持ちで、捨てざるをえなかったリュックに目をやる。あの中には有用な装備がたっぷり詰まっていた。 中身が無事かは分からないが、少なくともそのリュックが鞄としての機能を失ってしまったのは誰の目にも明らかだった。 太すぎる釘、あるいは小型の杭にも見える鉄の棒で無残にも串刺しにされている。 いわゆる棒手裏剣の一種だろうか? その鈍い輝きからはレプリカなどにはない、人を傷付けるための意思のようなものが感じられた。 あんな物が突き刺されば普通の人間は無事では済まない。閉鎖空間でならともかく、この現実世界ではどうしようもない脅威だ。 「……っ」 そのシンプルな暴力を目の当たりにして、不意に恐怖が湧き上がる。 心拍数が上がり、じっとりとした嫌な汗が噴き出してくる。 恐怖が濁りとなってじわじわと心を汚染していく。 ……けれど、心が完全に恐怖に飲まれてしまう前に、ギリギリのところで理性が踏み止まった。 その武器の脅威にだけ意識を囚われてしまったけれど、武器である以上は当然使い手もいる。 そして、初めて見る武器だったが、その武器の使い手に心当たりがあった。 ……そう、以前新川さんが話していたじゃないですか。実戦での『彼女』はこういう武器を得意にしていると。 落ち着け。ならば今攻撃してきたのは『彼女』だ。 そして『彼女』なら僕を『傷付ける』ことは出来ない。 「…………」 声も物音もしないが、そこにいるのは明白だった。戦場でこんなプレッシャーを放てる人間を、少なくとも僕は一人しか知らない。 SOS団ではメイドでお馴染み。 その正体は一人で組織の戦闘力の大部分を担う、機関の武闘派構成員。 そして、今回の戦いに於ける最大の脅威。 森園生、その人だ。 「…………」 木の陰から余り顔を出さないように向こうの様子を窺う。 相手の全体像は見えなかったが、見覚えのあるメイド服のスカートがちらりと覗いた。 向こうは僕の行動を待っているのか、ある程度距離を置いた位置で立ち止まっているようだ。 だが、こちらから動くつもりは毛頭なかった。 動かないことで得る主導権もある。ここは存分に焦れて頂こう。 「…………」 そうして、少しの間お互い沈黙が続き、 「……ふぅ」 程なくして、呆れを含んだような溜め息と共に、森さんはこちらに語り掛けてきた。 「すぐにでも降参するかと思いましたが、意外ですね」 普段と全く変わらないさらりとした物言い。顔を見なくとも分かります。いつものように微笑んでいるんでしょう、森さん? 「まさかとは思いますが、あなたは私に勝てるつもりでいるのですか?」 声色は変えないまま威圧感だけ増すというのはどういう話法なんでしょうね、まったく。交渉事に役立ちそうなので是非ご教授願いたいものです。 「答えなさい、古泉」 彼女は恫喝するように、それでいて静かに問い掛け、こちらの答えを待った。 その問いに対する答えならすぐに用意出来た。 ……ですが、馬鹿正直に答えて差し上げる義理もないでしょう。 僕は答えを口にする代わりに木陰から身を乗り出した。 森さんの真正面に無防備な体を晒す。 当然、今あの武器で狙われたらひとたまりもない。 それでも僕は、飛び切りの笑みを湛えたまま、彼女に向けて、芝居掛かった口調でこう言った。 「どうも森さん。いい夜ですね」 なんとかこちらの緊張を伝えずに上手く演じられただろうか? 頭では安全なことを理解していても、それだけでは湧き上がる恐怖を完全に抑え付ける事は出来ない。 けれど、森さんは僕を攻撃しない。そう自分に言い聞かせて相手からの返事を待った。 「……こんばんは、古泉。確かに月は綺麗ね」 森さんは僕が堂々と出てきたことに少しだけ驚いた素振りを見せたが、すぐに表情を取り繕ってそう返してきた。 内心ほぅと安堵の息を吐く。出来ることなら地面に座り込みたいくらいの安心感です。 僕がこれだけ隙を晒しているというのに、あの武闘派の彼女がわざわざこんな茶番に付き合っている。 その事実のお陰でようやく自分の理に確信が持てた。 ……やはり森さんは五体満足で僕を確保しようとしていますね。怪我はおろか、僅かな体力の損耗すらなく、僕には元気な体でいて貰わなければ困るのでしょう。 理由はもちろん、今にも発生しそうな閉鎖空間へと僕を向かわせるため。 少し考えれば誰にでも分かる理屈です。 今にして思えば、彼女がその気なら初撃で決着はついている。わざわざリュックを狙ったりなどしない。 そう、あれらは全て僕を降伏させるための脅しに過ぎなかったんですよ。 ……まんまと引っ掛かりかけた僕が指摘するのも恥ずかしい話ですが。 いや、そういう手で来ることは一応考慮してたんですよ? ……でもまあ実際やられると、恐いですよ、やっぱり。 ……それに森さんなら「足の一本くらいなくても閉鎖空間での戦闘には支障がないでしょう?」とか言い出しそうですし。 しかし、こちらが余裕を持って姿を見せていることで、はったりが通じなくなったことは向こうにも伝わったでしょう。 その証拠に、森さんの顔に貼り付きっ放しだった笑みが少しだけ剥がれ掛けていた。 さて、脅しは空振りに終わりましたよ。となると、次は説得ですか、森さん? 「投降しなさい、古泉。私と新川以外のメンバーは今回の事件にまだ気付いていません。今なら私の裁量で不問に出来ます」 概ね想像した通りの言葉だった。 お前の行動は機関に対する裏切り行為だ。黙っててやるからみんなに知られる前に馬鹿な真似はやめろ、と。 これは私見ですが、大多数の機関メンバーには今回の僕の行動を理解して頂けると踏んでいるのですがどうでしょう? 無論、男性メンバー限定ですけど。 とはいえ、そんな疑問を森さんにぶつけても仕方がありませんね。 今は彼女の降伏勧告に答えて差し上げますか。 答えはもちろんこうです。 「分かりました。投降しましょう」 「え?」 僕の返答を聞いて、森さんは虚を突かれたように言葉を詰まらせた。 そんな彼女の考えがまとまるよりも先に、次の台詞を投げ掛ける。 「その代わり、森さんにもこの戦いから降りて頂きます」 「……どういうことですか?」 彼女にとっては予想外の言葉の連続だったのでしょう。警戒した口調でこちらの真意を問い質してきた。 この段階で僕の意図が伝わる可能性も少しは考えてはいたけれど、どうやらそうはならなかったようだ。 心の中でやれやれと彼の口癖を拝借しつつ、説明の続きを口にしようとした。 ……だが、その前に遠くから聞こえてきた第三者の足音によって、僕の言葉は阻まれた。 タッタッタッタッ ……そういえば相手は森さん一人ではなくチームでしたね。すっかり忘れていました 自分では冷静なつもりでいたけれど、森さんのこと以外には頭が回っていなかったらしい。思ったよりも心に余裕がなかったのだと気付かされた。 足音の主は森さんの姿を確認すると、駆け足を緩めてその隣に歩み寄った。 彼女も森さんが霞むほどの反則的能力の持ち主です。敵対する場合は真っ先に警戒しなくてはならない人物で、本来ならその存在を忘れてしまうことなどありえませんが……。 ……あの様子なら警戒しなくても構わないでしょう。 森さんからかなり遅れてやってきたその人物――長門さんは、やっと追い付いた相方に向かって不満げにこう言った。 「……森園生、独断専行が過ぎる」 「……申し訳ありません。身内の恥ですので古泉だけは出来る限り速やかに処理したかったのです」 「…………」 森さんの謝罪を聞いて何やら空を見つめる長門さん。しばらく固まったかと思うとやがて一言「理解した」とだけ呟いた。 その長門さんの様子を注意深く観察してみると、普段の彼女との差異が端々に見て取れた。 今の彼女はとても『人間』らしい。 走ってここまで来たせいか、息をやや乱し、額に少し汗を浮かべている。 ただ立っている姿一つ見ても、いつもの人形じみた隙のなさに比べてどこか無駄の多い姿勢だった。 やはり開戦前に彼に語った推察の通り、今の長門さんは能力を制限されている。 どの程度かは分かりませんが、少なくとも情報操作は封じられているようですし、身体能力的にも一般人に近いでしょう。 ……長門さんがそういう状況となると、こちらが選べるプランは増えますね。いい展開です。 そんな小悪党のような思考をしている自分に、内心苦笑が漏れる。 けれど、そんなことはおくびにも出さず、僕はいつもの調子で長門さんに語り掛けた。、 「長門さん。森さんにもお願いしたのですが、この戦いを降りては頂けませんか? 交換条件は僕の身柄です」 「…………」 「ああ、涼宮さんと合流するのは構いませんよ。その場合は出来るだけ大人しくして頂きますが」 「…………」 僕の言葉を聞いて長門さんは再び固まってしまった。たっぷり時間を掛けて僕の提案について考察しているようだ。 そんな長門さんの代わりに、森さんの方から僕に疑問が投げ掛けられた。 「何故そのような真似をする必要があるのですか?」 森さんはまだこの提案の意味を全く理解していないようだ。 この人が僕の後手に回っている。これはなかなか自尊心をくすぐる状況ですね。 少し気をよくして、いつも以上に滑らかな口調で彼女の疑問に答える。 「簡単な話です。僕は涼宮さんと彼の二人だけでこの戦いのクライマックスを迎えて頂きたいのです」 「……それに一体何の意味が?」 「ふむ……そうですね。どこから話しましょうか」 わざと焦らすように、舞台役者のような仕草で考え込む真似をする。 「古泉……」 そんな僕のおふざけに苛立ったのか、森さんが剣呑な視線を送ってきた。 おっと、危ない危ない。少々調子に乗り過ぎましたか。 少し浮ついていた自分を戒め、僕は今回の戦いに関する自分なりの見解を披露し始めた。 「森さん。あなたはこう考えているはずです。閉鎖空間の発生を食い止めるために、速やかに自分一人で全て解決してしまおう、と」 「それのどこに問題がありますか? 本気の男子学生が相手のドンパチごっことなれば、いくら涼宮さんといえど万が一がある。ならば私が処理した方が迅速かつ確実です」 「そうですね。今回はいつものレクリエーションとも違いますし、森さんも初めから参加しているので、あなたが出しゃばってもそこまで不自然ではない。大変結構かと」 森さんの能力が涼宮さんに露見してしまうという危険性はありますが、森さんならその辺りも上手く誤魔化すでしょうし。 「それなら――」 「ただし、それは涼宮さんと敵対しているのが僕や彼でなければの話です。今回のケースではあなたが解決してしまえばSOS団メンバーの間に遺恨が残る。彼女に不満が残る。それは慢性的な閉鎖空間の種になります。あなたは可能な限り活躍するべきではない」 森さんが疑問の言葉を発するより先に、それに対する答えを提示する。彼女は開きかけた口を閉ざして僕の言葉を吟味し始めた。 この辺りは普段から涼宮さんに接している僕と、数回しか会ったことがない森さんとの、彼女に対する認識の違いでしょう。 森さんは基本的に報告書でしか彼女を知らない。すぐに気が付かなくても仕方がないことです。 「……なるほど、あなたの意見にも一考の余地はあるでしょう。ですが、彼女は早急な解決を喜ぶかも知れない。それは他人には分からない部分です」 なおも森さんは食い下がる。だが、その意見には明らかな間違いがあった。 「いえ、実は森さん一人で解決してはまずいという明確な理由があるのです。それは目に見える形で存在していて、既に森さんも目にされています」 「……どこにそんなものがあるというのです?」 「彼女ですよ」 そう言いながら長門さんの方に視線をやる。彼女は相変わらず黙ったまま僕たちのやり取りを傍観していた。 「長門さんに一体何が……あっ」 そこで森さんもやっと気付いたようだ。 「そう。涼宮さんが無意識の内に長門さんたちの能力を封じたという事実。それは自分自身の手でこの事件を解決したいという、彼女の願望の現れではないでしょうか?」 「…………」 僕の推論を聞いて森さんはとうとう黙り込んだ。 所々に穴もありますが、この推察はそこまで間違ってもいないと思っています。 少なくとも森さんに新たな選択肢を与える程度には筋が通っているはずです。 願わくばこれで納得して僕のプランに乗って頂きたいのですが……。 「…………」 僕が木に隠れていた時のように再び沈黙が場を支配した。 月が雲の後ろに隠れて、場の沈黙に合わせたかのように辺りが暗くなる。 長門さんはじっと森さんを見つめ、僕も口を閉ざし彼女の答えを待つ。 じんわりと重苦しい空気が辺りに広がっていく。 やがて、月が雲の後ろから顔を出し、月明かりが再び森さんたちを照らし始めた頃、彼女は重く閉ざしていた口を開いた。 「……あなたの考えはよく分かりました。確かに長門さんの能力に関しての推察は恐らく正しいでしょう」 僕の考えに理解を示す森さん。ここまでは予想通り。問題はこの後ですが、はたして……? 「では、僕の計画に賛同して頂けますか?」 少し緊張しながら再び提案をした。 可能ならば無駄な戦いは避けたい。そう願いながら返答を待つ。 ……だが、彼女の口から出たのは否定の言葉だった。 「いいえ。あなたの提案には同意出来ません」 きっぱりと、森さんはそう口にした。 ……こうなりましたか。こちらの計画に乗って頂ける公算の方が高いと踏んでいたのですが……。 口惜しさを飲み込み、思考を切り替える。まだ戦闘回避の見込みがない訳ではない。 「その結論に至った詳しい理由をお聞かせ願えますか?」 理由によってはまだ譲歩の余地があるかも知れない。ここははっきりさせておきましょう。 だが、僕のその質問を聞いて森さんは何故か言葉に詰まった。 「……それは……その」 ……あれ? そんなに変な質問をしましたか? こちらの提案を蹴れば当然聞かれることでしょう? 返答を促すように黙って森さんを見つめる。しかし、森さんは僕の視線から逃げるように顔を逸らして、こちらと目を合わせてくれない。 ……一体どうされたのでしょう? こんな森さんは今まで見たことがありませんよ。 やがて無言の視線に耐えられなくなったのか。彼女は覚悟を決めたようにこちらを見返し、少しつっかえながら先程の問い掛けに答え始めた。 「その……古泉、あ、あなたにはまだ言葉にしていな本心がありますよね?」 本心、ですか? はて? 「だって……色々と理屈を並べてはいますが、結局あなたは自分たちのコレクションが無事になる可能性を考慮して、こんなプランを立てたのでしょう? 普段のあなたなら最悪の結果を……今回の場合は涼宮さんが負けてしまう可能性を、まず最初に排除するはずです」 ……はっきり指摘されると少々恥ずかしいですが、まあそれはそうですね。 ぶっちゃけてしまえば、森さんが一人で解決してしまうと、その見込みは限りなくゼロになると考えています。 今回のプランは、まずコレクションの無事ありきで立てられたことは否定出来ません。 「……それならやはり私はそのプランに乗りません。予定通り私が一人で制圧します」 ……何故ですか? まさか森さん。あなたまで男子高校生にエロを捨てろなどという無茶を言い出すつもりですか? 「そうです!」 ……え? 「あんな破廉恥なものを高校生が所有しているなんて許しません!」 「……………………」 僕の見間違いですかね? それなりに成熟した女性であるはずの、僕より年上であるはずの、あの森さんが……。 「あんなもの存在していてはいけないのです! えっちなのは駄目なんです!」 初めてAVの存在を知った女子小学生みたいに、顔を真っ赤にして取り乱しているんですが……。 ……いや、今時の小学生より初心な反応ですよ、これは。 先程までの緊迫感はどこへやら。緊張が緩んだせいかどっと疲れてしまい、口から盛大な溜め息がこぼれる。 それから未だにワタワタしている森さんに向かって、思わずこう尋ねてしまった。 「……森さん、あなた歳はいくつですか?」 「と、歳は関係ないでしょう!?」 「いや、大人の女性としてその反応はかなり問題があると思うのですが……」 「ほっといて下さい!」 そう言って、森さんは真っ赤な顔でこちらを睨む。その可愛らしい表情に和むべきなのか、それとも睨まれたことを恐れるべきなのか……少々悩むところです。 しかし、これはかなり想定外の展開ですよ。 当初の予定では、森さんが積極的に戦いに参加せず涼宮さんが負けてしまう可能性と、森さんの活躍で解決した場合の涼宮さんの不満を天秤に掛けて、その上でどちらを選ぶか、と言った選択になると思われましたが……。 まさか森さんがコレクションの没収に積極的な立場だったとは……。 向こうの陣営で最年長の彼女が、ここまで免疫がないだなんて普通は誰も想像出来ませんよ。 ……いずれにせよ。これで森さんに協力して頂ける線は消えましたね。 最初の提案が蹴られた場合に備えて、もう少し妥協した案も用意していましたが……あの様子では無意味でしょう。 「とにかく! もう決めました! 涼宮さんには後でフォローするとして、こんな馬鹿げた戦いはさっさと終わらせます!」 すっかり戦う気満々ですよ、この人……。 「長門さん。森さんはこうおっしゃってますが、あなたはどうなさいますか?」 「…………」 最後の悪足掻きとして、さっきから森さんに無視されっぱなしの長門さんにも意見を聞いてみる。 ……この状況で森さんを止められるとは思えませんが、まあ念のため。 けれど、そんな毛の先ほどの淡い希望も、長門さんの言葉であっさり吹き飛んだ。 「……現在情報統合思念体との交信が途絶えている。情報操作も封じられ、非常に不安定な状況。早期解決はこちらとしても望ましい」 でしょうね。うん。分かってました。 「それに、あなたと彼には一発仕返しをしないと、何故か今後のコミュニケーションに重大なエラーが発生しそうな気がする」 ……こんなところで新たな感情を芽生えさせないで下さいよ。いや、もちろん元凶の僕たちにそれを言う資格はないですけど。 ……それはそうと、先程からやけに反応が鈍いようですね? 台詞から察するに、今の情報統合思念体と長門さんの状況は、通信障害が起きたサーバーとPCのようなものなのでしょうか? 普段から会話の反応が速い方ではありませんが、今の状態はそれに輪を掛けて酷い。 ……果たしてそれでまともに戦えますかね? 対話による解決を諦め、頭の中を戦闘用に切り替えていく。過程は大きく違ったが終着点はそこまでズレていない。 最終的に戦闘になる可能性は元々低くなかったのだし、そのための『仕込み』も終えている。戦う覚悟もとっくの昔に済ませてある。 「……よく分かりました。お二人とも僕と戦うという結論で構いませんね?」 そう呟いて、唯一手元に残ったハンドガンをポケットから取り出した。 それを見て森さんも武器を構える。取り出したのは伸縮式の警棒。先程までの取り乱した様子はすっかり消えていた。 遅れて長門さんも銃を構える。 「そういえば最初の質問への答えがまだでしたね。『あなたは私に勝てるつもりでいるのですか』でしたっけ?」 そして、僕は森さんに宣戦布告をする。 「答えはノーです。流石に森さんを相手にして勝てるとは思っていませんよ」 「……」 二コリと笑みを浮かべてみたが、どうもこの場での笑顔は不評のようで、森さんの反応は芳しくなかった。 気にせず交戦前の最後のお芝居を続ける。 「ただし、なんとか引き分けくらいには持ち込めるのではないかと踏んでいます」 「……なるほど。この分かりやすい『仕掛け』はそういう狙いですか」 引き分けという言葉でこちらの意図を察したようで、森さんは辺りをぐるりと一望してからそう呟いた。 すぐに踏み込んでこなかったのは、やはりこちらの『仕込み』をとっくに感知していたからのようですね。 まあ看破されることは想定済みです。この程度の雑な隠蔽で森さんを騙せるとは思っていません。 「……『仕掛け』?」 しかし、ただ一人長門さんだけは何も気付いていなかったようで、説明を求めるように森さんに視線を向けた。 「古泉の隣に生えている木をを中心に、尋常ではない数のトラップが張り巡らされています。カモフラージュが甘いので、注意深く観察すれば長門さんにも見破ることは出来るでしょうが……」 「見破ったところで僕が接近を許しませんがね」 森さんの台詞を補足しつつ、わざとらしく銃を構えて見せる。 長門さんは僕の銃と辺りの様子を交互に見比べて、やがて納得したように頷いた。 「……大量のトラップと射撃による時間稼ぎ。こちらがうかつに突っ込めば罠に捕らわれ、罠を警戒し過ぎると射撃の餌食になる、と」 そういうことです。涼宮さんと彼が接触するまで森さんたちをここに足止めすれば、それで当初のプラン通りの展開になります。 なにも僕はあなた方に勝たなくてもいいんです。 「ちなみに僕が装備している銃は当たればただでは済みませんよ。これは森さんが護身用にくれた改造型ですから」 「…………」 最後にもう一押し脅してから説明を終える。これで長門さんは無理を出来ないだろう。 今の彼女が僕に向かってきても脅威とはなりえないが、出来れば援護射撃程度で大人しくしていて頂きたい。 何しろ、相手は僕に戦闘のいろはを叩き込んだ先生なのですから。 月の下に立つ森さんを見つめる。 本気でこの人を相手にしなければならないのかと思うと身震いしそうになるが、これだけハンデを貰っておいて負ける訳にもいかない。 何より僕の後ろには彼らがいる。 僕が突破されれば彼女を止められる人間などいない。 ……僕がやるしかない。 一度だけ深く、深く息を吐いて、胸に湧き上がった弱気を追い出した。 「そういえば、以前あなたにトラップ入門編の教材と資材を与えたことがありましたね」 「ええ、仕掛けているのはあの時の罠です。どうですか、森さん? 今あなたの教育が花開いているところですよ?」 「そうですね……あなたの成長した姿を見るのはとても感慨深いものになったでしょう。……こんな形でなければ」 「喜んでは頂けませんか、残念です」 「私も残念ですよ、古泉。こんなに可愛げのない成長を見せられるなんて」 「……この場ではお褒めの言葉として受け取っておきましょう」 続く
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やや薄暗くなってきた会長宅の裏庭。 僕は懐中電灯を片手に来たるべき戦いへ向けての『仕込み』を続けていた。 「よし、これは無事ですね。こっちは……駄目だ、パーツが劣化して壊れてる」 今仕込んでいる『これ』も例の武器と一緒に森さんに押し付けられたものですが、まさかその森さんと敵対しているこの状況で役に立つとは。 いやはや、人生の巡り合わせというのは分からないものです。 「スペアがないので破棄、と。次」 久しぶりの作業だったが『仕込み』の大半は以前設置していた物を仕掛け直すだけなので、然程手間は掛からなかった。 「ふむ、こっちはすぐに直せそうですね」 それに壊れていた場合も――森さんのイジメにも似た厳しい指導のお陰か――頭と指先はしっかり手順を覚えていたので、部品さえあれば特に問題なく修理出来た。 「よし、次です」 ポンポンと土を均して次の設置に取り掛かる。こうして作業をしているとだんだんと当時の記憶も蘇ってきた。 ふと思い出されたのは『これ』を裏庭に仕込んだ当時の会長とのやり取り。 「……そういえば、会長にはこの件のお礼もしないといけませんね」 今思えばわりと無茶なお願いでした。 『会長、この家の裏庭なんですが……』 『ああ、親の趣味だったが生憎俺は門外漢でな。今ではあの様だ』 『少々あの場をお借りしてもよろしいですか? 実験と訓練に使わせて頂きたいんですよ』 『……待て、今不穏な単語が聞こえたぞ』 『大丈夫、危険物は使いません。ただ危ないので僕がいいと言うまで入らないで下さいね』 『一つの台詞の中であっさりと矛盾を成立させるな!』 なんだかんだ言いながら貸してくれる辺り会長のお人柄が窺えます。 悪人ぶってるけど親しい人間には結構優しいんですよ、あの人。 本人が聞いたら怒りそうなので言いませんけど。 それに、律儀に僕の言葉に従ってあの日からここには立ち入ってないようですね。 僕に対する信頼からか、はたまた自分の身を守る防衛本能からか。 「……前者ということにしておきますか」 「そんな訳あるか!」という脳内会長の抗議を無視しつつ、当時の実験メモと照らし合わせながら設置と修理を続けていく。 それなりに長い期間放置していた割には使えるものが多かった。流石は森さん謹製の品々です。 ブゥゥン…… 「む……」 そうしてしばらく作業に没頭していたが、ポケットに入れていた携帯が振動して作業の中断を求めてきた。 敵が突入した知らせかと少し身構えたけれど、着信したのは報告のメールだった。 開いたメールには簡潔な一文。 『敵はチーム分けの最中。扉は未だ突破されず』 「ふむ……」 引き続き監視の指示を出してから携帯をポケットに戻す。こちらの予定通り向こうも二手に別れようとしているようだ。 「……それはつまり森さんの予定通りでもありますが」 森さんは涼宮さんとは別の班に回って、迷わず僕がいるこちらのルートを選択するはずです。 僕がここで待ち構えていることは森さんも予測済みでしょう。 僕は森さんの性格を知っているし、同じように森さんも僕の性格を知っている。要はそういうことです。 だから、ここまでの流れは読み違いが起こりようのない予定調和。だけど、ここから先は…… 「僕次第、ですかね」 一人呟いて立ち上がり、膝に付いた土を払う。作業の時間はここまででしょう。 しゃがみっぱなしで固まった体をほぐすよう天に向けて大きく伸びをする。 僕が作業を始めた頃にはまだ働いていた太陽も、一足先に本日の業務を終了されたようで、今では月がその業務を引き継いでいます。 月明かりに照らされた薄暗い世界。その夕方とはすっかり雰囲気の変わった裏庭を一望すると、素直な感想が浮かんできた。 ……それにしても、日が落ちるとここは本当に薄気味悪いですね。 僕が迎撃ポイントに選んだのは、屋敷の入り口とは正反対の位置にある裏庭。 一般市民の感覚からすれば無駄に広すぎるその庭も、昔はさぞ綺麗に管理され美しい花々が咲き乱れていたのでしょう。 庭の中心に置かれたテーブルセットや、片隅に積まれた園芸用の土に本格的な道具の数々など、その頃の面影が所々に見て取れます。 しかし、屋敷の住人が会長だけとなった今では全く手入れをされず、そのままほったらかしにされていました。 その結果、放置されたままの道具や家具は風雨に晒されて錆付き壊れ、雑草は刈られることなく膝の辺りまで育ってしまい、木の枝はだらしなく無秩序に伸び放題、蔦類は屋敷の壁にまで張り付いている。 ……こうなるとこの一角だけはまるで幽霊屋敷のようです。庭に存在する全ての要素が絶妙に不気味さを演出しています。 ……この戦いが終わったらここも綺麗にしますか。随分長いことお借りしていましたし、借りた時より綺麗に手入れをしてからお返ししましょう。 そして、その手入れが済んだら会長に一言助言してみよう。円満な親子関係のために庭弄りの趣味を始めてはどうかと。 その余計なお世話であろう提案をされて、嫌そうな顔をしている会長を想像すると微かに頬が緩む。 が、そんな温い空気を切り裂くように携帯のバイブレーションが再び作動した。今度はワンコールで着信が切れる。敵襲の合図だ。 「来ましたか」 いよいよ涼宮さんたちが正面玄関から屋敷に侵入したようだ。正面ルートはすぐにでも戦闘に入るでしょう。 正直な話、こちらのルートほどではないが正面ルートにもやや不安が残る。会長たちはともかく、鶴屋さんが少々読めない。 上手く『突破される』といいんですが。 そのことを想像すると、少しだけ胸にチクリとした痛みが走る。この期に及んで割り切れない自分が好ましくもあり、疎ましくもあった。 ……どちらに転ぶにせよ今は自分の役目を全うしなくては。相手は森さんだ。もう間もなくここに乗り込んでくるはずです。 僅かに生じた迷いを振り切り、敵襲に備えるために地面に置いていたリュックに手にを伸ばす。 だが、僕がそのリュックを手にすることはなかった。 ヒュン! ガガガガッ! 「……え?」 風を切る音が聞こえたかと思った刹那、地面に置いていたリュックに次々と何かが突き刺さった。 その何かが刺さった衝撃に押されるようにリュックは地面を転がっていき、伸ばした右手はむなしく空を切る。 現実感が全くないその光景を僕はただ呆然と眺めていた。 撃たれた? 誰に? 何を? どうやって? そもそも入り口からの距離を考えて下さいよ。こんなに早く攻撃されるなんてありえないでしょう? まだ呆けたままの頭に浮かんだのは全て現実逃避の言葉。 しかし、今更になって聞こえてきた足音のお陰でやっと我に返ることが出来た。 タタタタタタッ! ……って、やっぱり敵襲ですか!? ちょっと早過ぎますよ! そこで初めて闇に紛れて猛スピードで接近してくる敵の影を確認する。けれど、その姿を見て再び疑問が湧いてきた。 その接近速度はこちらの予測を上回っていたものの、敵の現在位置はやはりどう考えてもここまで攻撃が届きそうにない……例えば狙撃用の銃でもなければまともな射撃が不可能な地点だった。 だが、目視で確認出来た敵のシルエットは、長距離用の大型銃はおろか小型銃すら装備していない。 ならばどうやってあの距離から攻撃してきたのか? この謎はすぐに解き明かされた。 何故なら敵がもう一度実演してくれたからだ。 その敵のシルエットは、その異常な走行スピードから生じる慣性を十分に活かして―― ――何かをこちらに向かってぶん投げた。 ……えーっと、つまり投擲武器でこの距離を狙撃してきたんですか? その出鱈目な真相が判明した途端、不覚にも軽い眩暈に襲われてしまった。 ……これだから埒外な人種は! 一般人が相手なんですから! もっと常識の範囲に収まる攻撃をして下さいよ! そんなこちらの心の叫びを知ってか知らずか、相手の投げた武器が僕に向かって飛来した。 ヒュン! ヒュン! ヒュン! 「くッ!」 耳にするだけで心が折れそうな風切り音が辺りに鳴り響く。その不吉な音に背中を押されながら、なんとか庭で一番大きな木の陰に転がり込んだ。 元々戦うならこの位置と決めていた安全地帯。この木の後ろなら相手がロケットランチャーでも用意しない限りは安全だろう。……しかし、 「……のっけから予定が狂いましたね」 苦々しい気持ちで、捨てざるをえなかったリュックに目をやる。あの中には有用な装備がたっぷり詰まっていた。 中身が無事かは分からないが、少なくともそのリュックが鞄としての機能を失ってしまったのは誰の目にも明らかだった。 太すぎる釘、あるいは小型の杭にも見える鉄の棒で無残にも串刺しにされている。 いわゆる棒手裏剣の一種だろうか? その鈍い輝きからはレプリカなどにはない、人を傷付けるための意思のようなものが感じられた。 あんな物が突き刺されば普通の人間は無事では済まない。閉鎖空間でならともかく、この現実世界ではどうしようもない脅威だ。 「……っ」 そのシンプルな暴力を目の当たりにして、不意に恐怖が湧き上がる。 心拍数が上がり、じっとりとした嫌な汗が噴き出してくる。 恐怖が濁りとなってじわじわと心を汚染していく。 ……けれど、心が完全に恐怖に飲まれてしまう前に、ギリギリのところで理性が踏み止まった。 その武器の脅威にだけ意識を囚われてしまったけれど、武器である以上は当然使い手もいる。 そして、初めて見る武器だったが、その武器の使い手に心当たりがあった。 ……そう、以前新川さんが話していたじゃないですか。実戦での『彼女』はこういう武器を得意にしていると。 落ち着け。ならば今攻撃してきたのは『彼女』だ。 そして『彼女』なら僕を『傷付ける』ことは出来ない。 「…………」 声も物音もしないが、そこにいるのは明白だった。戦場でこんなプレッシャーを放てる人間を、少なくとも僕は一人しか知らない。 SOS団ではメイドでお馴染み。 その正体は一人で組織の戦闘力の大部分を担う、機関の武闘派構成員。 そして、今回の戦いに於ける最大の脅威。 森園生、その人だ。 「…………」 木の陰から余り顔を出さないように向こうの様子を窺う。 相手の全体像は見えなかったが、見覚えのあるメイド服のスカートがちらりと覗いた。 向こうは僕の行動を待っているのか、ある程度距離を置いた位置で立ち止まっているようだ。 だが、こちらから動くつもりは毛頭なかった。 動かないことで得る主導権もある。ここは存分に焦れて頂こう。 「…………」 そうして、少しの間お互い沈黙が続き、 「……ふぅ」 程なくして、呆れを含んだような溜め息と共に、森さんはこちらに語り掛けてきた。 「すぐにでも降参するかと思いましたが、意外ですね」 普段と全く変わらないさらりとした物言い。顔を見なくとも分かります。いつものように微笑んでいるんでしょう、森さん? 「まさかとは思いますが、あなたは私に勝てるつもりでいるのですか?」 声色は変えないまま威圧感だけ増すというのはどういう話法なんでしょうね、まったく。交渉事に役立ちそうなので是非ご教授願いたいものです。 「答えなさい、古泉」 彼女は恫喝するように、それでいて静かに問い掛け、こちらの答えを待った。 その問いに対する答えならすぐに用意出来た。 ……ですが、馬鹿正直に答えて差し上げる義理もないでしょう。 僕は答えを口にする代わりに木陰から身を乗り出した。 森さんの真正面に無防備な体を晒す。 当然、今あの武器で狙われたらひとたまりもない。 それでも僕は、飛び切りの笑みを湛えたまま、彼女に向けて、芝居掛かった口調でこう言った。 「どうも森さん。いい夜ですね」 なんとかこちらの緊張を伝えずに上手く演じられただろうか? 頭では安全なことを理解していても、それだけでは湧き上がる恐怖を完全に抑え付ける事は出来ない。 けれど、森さんは僕を攻撃しない。そう自分に言い聞かせて相手からの返事を待った。 「……こんばんは、古泉。確かに月は綺麗ね」 森さんは僕が堂々と出てきたことに少しだけ驚いた素振りを見せたが、すぐに表情を取り繕ってそう返してきた。 内心ほぅと安堵の息を吐く。出来ることなら地面に座り込みたいくらいの安心感です。 僕がこれだけ隙を晒しているというのに、あの武闘派の彼女がわざわざこんな茶番に付き合っている。 その事実のお陰でようやく自分の理に確信が持てた。 ……やはり森さんは五体満足で僕を確保しようとしていますね。怪我はおろか、僅かな体力の損耗すらなく、僕には元気な体でいて貰わなければ困るのでしょう。 理由はもちろん、今にも発生しそうな閉鎖空間へと僕を向かわせるため。 少し考えれば誰にでも分かる理屈です。 今にして思えば、彼女がその気なら初撃で決着はついている。わざわざリュックを狙ったりなどしない。 そう、あれらは全て僕を降伏させるための脅しに過ぎなかったんですよ。 ……まんまと引っ掛かりかけた僕が指摘するのも恥ずかしい話ですが。 いや、そういう手で来ることは一応考慮してたんですよ? ……でもまあ実際やられると、恐いですよ、やっぱり。 ……それに森さんなら「足の一本くらいなくても閉鎖空間での戦闘には支障がないでしょう?」とか言い出しそうですし。 しかし、こちらが余裕を持って姿を見せていることで、はったりが通じなくなったことは向こうにも伝わったでしょう。 その証拠に、森さんの顔に貼り付きっ放しだった笑みが少しだけ剥がれ掛けていた。 さて、脅しは空振りに終わりましたよ。となると、次は説得ですか、森さん? 「投降しなさい、古泉。私と新川以外のメンバーは今回の事件にまだ気付いていません。今なら私の裁量で不問に出来ます」 概ね想像した通りの言葉だった。 お前の行動は機関に対する裏切り行為だ。黙っててやるからみんなに知られる前に馬鹿な真似はやめろ、と。 これは私見ですが、大多数の機関メンバーには今回の僕の行動を理解して頂けると踏んでいるのですがどうでしょう? 無論、男性メンバー限定ですけど。 とはいえ、そんな疑問を森さんにぶつけても仕方がありませんね。 今は彼女の降伏勧告に答えて差し上げますか。 答えはもちろんこうです。 「分かりました。投降しましょう」 「え?」 僕の返答を聞いて、森さんは虚を突かれたように言葉を詰まらせた。 そんな彼女の考えがまとまるよりも先に、次の台詞を投げ掛ける。 「その代わり、森さんにもこの戦いから降りて頂きます」 「……どういうことですか?」 彼女にとっては予想外の言葉の連続だったのでしょう。警戒した口調でこちらの真意を問い質してきた。 この段階で僕の意図が伝わる可能性も少しは考えてはいたけれど、どうやらそうはならなかったようだ。 心の中でやれやれと彼の口癖を拝借しつつ、説明の続きを口にしようとした。 ……だが、その前に遠くから聞こえてきた第三者の足音によって、僕の言葉は阻まれた。 タッタッタッタッ ……そういえば相手は森さん一人ではなくチームでしたね。すっかり忘れていました 自分では冷静なつもりでいたけれど、森さんのこと以外には頭が回っていなかったらしい。思ったよりも心に余裕がなかったのだと気付かされた。 足音の主は森さんの姿を確認すると、駆け足を緩めてその隣に歩み寄った。 彼女も森さんが霞むほどの反則的能力の持ち主です。敵対する場合は真っ先に警戒しなくてはならない人物で、本来ならその存在を忘れてしまうことなどありえませんが……。 ……あの様子なら警戒しなくても構わないでしょう。 森さんからかなり遅れてやってきたその人物――長門さんは、やっと追い付いた相方に向かって不満げにこう言った。 「……森園生、独断専行が過ぎる」 「……申し訳ありません。身内の恥ですので古泉だけは出来る限り速やかに処理したかったのです」 「…………」 森さんの謝罪を聞いて何やら空を見つめる長門さん。しばらく固まったかと思うとやがて一言「理解した」とだけ呟いた。 その長門さんの様子を注意深く観察してみると、普段の彼女との差異が端々に見て取れた。 今の彼女はとても『人間』らしい。 走ってここまで来たせいか、息をやや乱し、額に少し汗を浮かべている。 ただ立っている姿一つ見ても、いつもの人形じみた隙のなさに比べてどこか無駄の多い姿勢だった。 やはり開戦前に彼に語った推察の通り、今の長門さんは能力を制限されている。 どの程度かは分かりませんが、少なくとも情報操作は封じられているようですし、身体能力的にも一般人に近いでしょう。 ……長門さんがそういう状況となると、こちらが選べるプランは増えますね。いい展開です。 そんな小悪党のような思考をしている自分に、内心苦笑が漏れる。 けれど、そんなことはおくびにも出さず、僕はいつもの調子で長門さんに語り掛けた。、 「長門さん。森さんにもお願いしたのですが、この戦いを降りては頂けませんか? 交換条件は僕の身柄です」 「…………」 「ああ、涼宮さんと合流するのは構いませんよ。その場合は出来るだけ大人しくして頂きますが」 「…………」 僕の言葉を聞いて長門さんは再び固まってしまった。たっぷり時間を掛けて僕の提案について考察しているようだ。 そんな長門さんの代わりに、森さんの方から僕に疑問が投げ掛けられた。 「何故そのような真似をする必要があるのですか?」 森さんはまだこの提案の意味を全く理解していないようだ。 この人が僕の後手に回っている。これはなかなか自尊心をくすぐる状況ですね。 少し気をよくして、いつも以上に滑らかな口調で彼女の疑問に答える。 「簡単な話です。僕は涼宮さんと彼の二人だけでこの戦いのクライマックスを迎えて頂きたいのです」 「……それに一体何の意味が?」 「ふむ……そうですね。どこから話しましょうか」 わざと焦らすように、舞台役者のような仕草で考え込む真似をする。 「古泉……」 そんな僕のおふざけに苛立ったのか、森さんが剣呑な視線を送ってきた。 おっと、危ない危ない。少々調子に乗り過ぎましたか。 少し浮ついていた自分を戒め、僕は今回の戦いに関する自分なりの見解を披露し始めた。 「森さん。あなたはこう考えているはずです。閉鎖空間の発生を食い止めるために、速やかに自分一人で全て解決してしまおう、と」 「それのどこに問題がありますか? 本気の男子学生が相手のドンパチごっことなれば、いくら涼宮さんといえど万が一がある。ならば私が処理した方が迅速かつ確実です」 「そうですね。今回はいつものレクリエーションとも違いますし、森さんも初めから参加しているので、あなたが出しゃばってもそこまで不自然ではない。大変結構かと」 森さんの能力が涼宮さんに露見してしまうという危険性はありますが、森さんならその辺りも上手く誤魔化すでしょうし。 「それなら――」 「ただし、それは涼宮さんと敵対しているのが僕や彼でなければの話です。今回のケースではあなたが解決してしまえばSOS団メンバーの間に遺恨が残る。彼女に不満が残る。それは慢性的な閉鎖空間の種になります。あなたは可能な限り活躍するべきではない」 森さんが疑問の言葉を発するより先に、それに対する答えを提示する。彼女は開きかけた口を閉ざして僕の言葉を吟味し始めた。 この辺りは普段から涼宮さんに接している僕と、数回しか会ったことがない森さんとの、彼女に対する認識の違いでしょう。 森さんは基本的に報告書でしか彼女を知らない。すぐに気が付かなくても仕方がないことです。 「……なるほど、あなたの意見にも一考の余地はあるでしょう。ですが、彼女は早急な解決を喜ぶかも知れない。それは他人には分からない部分です」 なおも森さんは食い下がる。だが、その意見には明らかな間違いがあった。 「いえ、実は森さん一人で解決してはまずいという明確な理由があるのです。それは目に見える形で存在していて、既に森さんも目にされています」 「……どこにそんなものがあるというのです?」 「彼女ですよ」 そう言いながら長門さんの方に視線をやる。彼女は相変わらず黙ったまま僕たちのやり取りを傍観していた。 「長門さんに一体何が……あっ」 そこで森さんもやっと気付いたようだ。 「そう。涼宮さんが無意識の内に長門さんたちの能力を封じたという事実。それは自分自身の手でこの事件を解決したいという、彼女の願望の現れではないでしょうか?」 「…………」 僕の推論を聞いて森さんはとうとう黙り込んだ。 所々に穴もありますが、この推察はそこまで間違ってもいないと思っています。 少なくとも森さんに新たな選択肢を与える程度には筋が通っているはずです。 願わくばこれで納得して僕のプランに乗って頂きたいのですが……。 「…………」 僕が木に隠れていた時のように再び沈黙が場を支配した。 月が雲の後ろに隠れて、場の沈黙に合わせたかのように辺りが暗くなる。 長門さんはじっと森さんを見つめ、僕も口を閉ざし彼女の答えを待つ。 じんわりと重苦しい空気が辺りに広がっていく。 やがて、月が雲の後ろから顔を出し、月明かりが再び森さんたちを照らし始めた頃、彼女は重く閉ざしていた口を開いた。 「……あなたの考えはよく分かりました。確かに長門さんの能力に関しての推察は恐らく正しいでしょう」 僕の考えに理解を示す森さん。ここまでは予想通り。問題はこの後ですが、はたして……? 「では、僕の計画に賛同して頂けますか?」 少し緊張しながら再び提案をした。 可能ならば無駄な戦いは避けたい。そう願いながら返答を待つ。 ……だが、彼女の口から出たのは否定の言葉だった。 「いいえ。あなたの提案には同意出来ません」 きっぱりと、森さんはそう口にした。 ……こうなりましたか。こちらの計画に乗って頂ける公算の方が高いと踏んでいたのですが……。 口惜しさを飲み込み、思考を切り替える。まだ戦闘回避の見込みがない訳ではない。 「その結論に至った詳しい理由をお聞かせ願えますか?」 理由によってはまだ譲歩の余地があるかも知れない。ここははっきりさせておきましょう。 だが、僕のその質問を聞いて森さんは何故か言葉に詰まった。 「……それは……その」 ……あれ? そんなに変な質問をしましたか? こちらの提案を蹴れば当然聞かれることでしょう? 返答を促すように黙って森さんを見つめる。しかし、森さんは僕の視線から逃げるように顔を逸らして、こちらと目を合わせてくれない。 ……一体どうされたのでしょう? こんな森さんは今まで見たことがありませんよ。 やがて無言の視線に耐えられなくなったのか。彼女は覚悟を決めたようにこちらを見返し、少しつっかえながら先程の問い掛けに答え始めた。 「その……古泉、あ、あなたにはまだ言葉にしていな本心がありますよね?」 本心、ですか? はて? 「だって……色々と理屈を並べてはいますが、結局あなたは自分たちのコレクションが無事になる可能性を考慮して、こんなプランを立てたのでしょう? 普段のあなたなら最悪の結果を……今回の場合は涼宮さんが負けてしまう可能性を、まず最初に排除するはずです」 ……はっきり指摘されると少々恥ずかしいですが、まあそれはそうですね。 ぶっちゃけてしまえば、森さんが一人で解決してしまうと、その見込みは限りなくゼロになると考えています。 今回のプランは、まずコレクションの無事ありきで立てられたことは否定出来ません。 「……それならやはり私はそのプランに乗りません。予定通り私が一人で制圧します」 ……何故ですか? まさか森さん。あなたまで男子高校生にエロを捨てろなどという無茶を言い出すつもりですか? 「そうです!」 ……え? 「あんな破廉恥なものを高校生が所有しているなんて許しません!」 「……………………」 僕の見間違いですかね? それなりに成熟した女性であるはずの、僕より年上であるはずの、あの森さんが……。 「あんなもの存在していてはいけないのです! えっちなのは駄目なんです!」 初めてAVの存在を知った女子小学生みたいに、顔を真っ赤にして取り乱しているんですが……。 ……いや、今時の小学生より初心な反応ですよ、これは。 先程までの緊迫感はどこへやら。緊張が緩んだせいかどっと疲れてしまい、口から盛大な溜め息がこぼれる。 それから未だにワタワタしている森さんに向かって、思わずこう尋ねてしまった。 「……森さん、あなた歳はいくつですか?」 「と、歳は関係ないでしょう!?」 「いや、大人の女性としてその反応はかなり問題があると思うのですが……」 「ほっといて下さい!」 そう言って、森さんは真っ赤な顔でこちらを睨む。その可愛らしい表情に和むべきなのか、それとも睨まれたことを恐れるべきなのか……少々悩むところです。 しかし、これはかなり想定外の展開ですよ。 当初の予定では、森さんが積極的に戦いに参加せず涼宮さんが負けてしまう可能性と、森さんの活躍で解決した場合の涼宮さんの不満を天秤に掛けて、その上でどちらを選ぶか、と言った選択になると思われましたが……。 まさか森さんがコレクションの没収に積極的な立場だったとは……。 向こうの陣営で最年長の彼女が、ここまで免疫がないだなんて普通は誰も想像出来ませんよ。 ……いずれにせよ。これで森さんに協力して頂ける線は消えましたね。 最初の提案が蹴られた場合に備えて、もう少し妥協した案も用意していましたが……あの様子では無意味でしょう。 「とにかく! もう決めました! 涼宮さんには後でフォローするとして、こんな馬鹿げた戦いはさっさと終わらせます!」 すっかり戦う気満々ですよ、この人……。 「長門さん。森さんはこうおっしゃってますが、あなたはどうなさいますか?」 「…………」 最後の悪足掻きとして、さっきから森さんに無視されっぱなしの長門さんにも意見を聞いてみる。 ……この状況で森さんを止められるとは思えませんが、まあ念のため。 けれど、そんな毛の先ほどの淡い希望も、長門さんの言葉であっさり吹き飛んだ。 「……現在情報統合思念体との交信が途絶えている。情報操作も封じられ、非常に不安定な状況。早期解決はこちらとしても望ましい」 でしょうね。うん。分かってました。 「それに、あなたと彼には一発仕返しをしないと、何故か今後のコミュニケーションに重大なエラーが発生しそうな気がする」 ……こんなところで新たな感情を芽生えさせないで下さいよ。いや、もちろん元凶の僕たちにそれを言う資格はないですけど。 ……それはそうと、先程からやけに反応が鈍いようですね? 台詞から察するに、今の情報統合思念体と長門さんの状況は、通信障害が起きたサーバーとPCのようなものなのでしょうか? 普段から会話の反応が速い方ではありませんが、今の状態はそれに輪を掛けて酷い。 ……果たしてそれでまともに戦えますかね? 対話による解決を諦め、頭の中を戦闘用に切り替えていく。過程は大きく違ったが終着点はそこまでズレていない。 最終的に戦闘になる可能性は元々低くなかったのだし、そのための『仕込み』も終えている。戦う覚悟もとっくの昔に済ませてある。 「……よく分かりました。お二人とも僕と戦うという結論で構いませんね?」 そう呟いて、唯一手元に残ったハンドガンをポケットから取り出した。 それを見て森さんも武器を構える。取り出したのは伸縮式の警棒。先程までの取り乱した様子はすっかり消えていた。 遅れて長門さんも銃を構える。 「そういえば最初の質問への答えがまだでしたね。『あなたは私に勝てるつもりでいるのですか』でしたっけ?」 そして、僕は森さんに宣戦布告をする。 「答えはノーです。流石に森さんを相手にして勝てるとは思っていませんよ」 「……」 二コリと笑みを浮かべてみたが、どうもこの場での笑顔は不評のようで、森さんの反応は芳しくなかった。 気にせず交戦前の最後のお芝居を続ける。 「ただし、なんとか引き分けくらいには持ち込めるのではないかと踏んでいます」 「……なるほど。この分かりやすい『仕掛け』はそういう狙いですか」 引き分けという言葉でこちらの意図を察したようで、森さんは辺りをぐるりと一望してからそう呟いた。 すぐに踏み込んでこなかったのは、やはりこちらの『仕込み』をとっくに感知していたからのようですね。 まあ看破されることは想定済みです。この程度の雑な隠蔽で森さんを騙せるとは思っていません。 「……『仕掛け』?」 しかし、ただ一人長門さんだけは何も気付いていなかったようで、説明を求めるように森さんに視線を向けた。 「古泉の隣に生えている木をを中心に、尋常ではない数のトラップが張り巡らされています。カモフラージュが甘いので、注意深く観察すれば長門さんにも見破ることは出来るでしょうが……」 「見破ったところで僕が接近を許しませんがね」 森さんの台詞を補足しつつ、わざとらしく銃を構えて見せる。 長門さんは僕の銃と辺りの様子を交互に見比べて、やがて納得したように頷いた。 「……大量のトラップと射撃による時間稼ぎ。こちらがうかつに突っ込めば罠に捕らわれ、罠を警戒し過ぎると射撃の餌食になる、と」 そういうことです。涼宮さんと彼が接触するまで森さんたちをここに足止めすれば、それで当初のプラン通りの展開になります。 なにも僕はあなた方に勝たなくてもいいんです。 「ちなみに僕が装備している銃は当たればただでは済みませんよ。これは森さんが護身用にくれた改造型ですから」 「…………」 最後にもう一押し脅してから説明を終える。これで長門さんは無理を出来ないだろう。 今の彼女が僕に向かってきても脅威とはなりえないが、出来れば援護射撃程度で大人しくしていて頂きたい。 何しろ、相手は僕に戦闘のいろはを叩き込んだ先生なのですから。 月の下に立つ森さんを見つめる。 本気でこの人を相手にしなければならないのかと思うと身震いしそうになるが、これだけハンデを貰っておいて負ける訳にもいかない。 何より僕の後ろには彼らがいる。 僕が突破されれば彼女を止められる人間などいない。 ……僕がやるしかない。 一度だけ深く、深く息を吐いて、胸に湧き上がった弱気を追い出した。 「そういえば、以前あなたにトラップ入門編の教材と資材を与えたことがありましたね」 「ええ、仕掛けているのはあの時の罠です。どうですか、森さん? 今あなたの教育が花開いているところですよ?」 「そうですね……あなたの成長した姿を見るのはとても感慨深いものになったでしょう。……こんな形でなければ」 「喜んでは頂けませんか、残念です」 「私も残念ですよ、古泉。こんなに可愛げのない成長を見せられるなんて」 「……この場ではお褒めの言葉として受け取っておきましょう」 続く
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決戦!南中の戦い 2015/04/02(木)19 00~2015/04/04(土)18 59の期間、超高難易度クエストとして初登場 公式サイトのクエストに関する記事 蛮兵を編成した部隊で参加できる クエストをクリアすると★7【七縦七擒】諸葛亮を入手できる(超弩級のみ確定) このクエストにおいて軍略が強力になる武将が同期間にレア武将ガチャに登場 【開催履歴】 2015/06/07(日)19 00~2015/06/08(月)18 59 2015/07/25(土)19 00~2015/07/26(日)18 59 2015/08/08(土)12 00~2015/08/10(月)18 59 ドロップ武将 武将名 同技能(※)武将 技能LvMaxまで 【七縦七擒】諸葛亮 239体(2倍時120体) (※)「効果が同じ技能」を意味し、強化の素材選択時に「技能大」と表示される武将。 特効武将 特定の期間、「南中決戦 レア武将ガチャ」で下記の武将が入手できる。 これらの武将はこのクエストのみで軍略が強力なものに変化する。 武将 決戦軍略 【不屈の王】孟獲↓覚醒後【南蛮王此処に在り】孟獲 全武将のHPと回復力2倍、攻撃力を4倍にする。受けるダメージを大きく減少させる 【動乱の予感】花鬘↓覚醒後【無二の連携】花鬘 全武将のHPを1.5倍、攻撃力を4倍、回復力を2.5倍。ユニットを動かせる時間が延びる 超級 蜀漢の丞相 【体力:40、合戦:7】【優劣:蜀←→群】 【獲得目安】資金:64002、EXP:9678(固定) 【ミッション】 「蛮兵」のみの部隊で攻略!(報酬:【群雄超指南】于吉×6体) +【序文】 益州南部の南中は、歴史的に成都を中心 とした北部の政権から、独立した傾向に あった。土豪の力が強く、王政のような 集権構造を持たなかったのである。 その中で、ひと際大きな声望を得た豪族 こそが、孟獲であった。 建興元年(西暦223年)、南中の豪族 雍ガイが中心として起こした反発に対し、 蜀の丞相・諸葛亮は討伐軍を差し向ける。 一連の動きを「南中への侵略」と捉えた 孟獲は、南中を守るため、兵を上げる。 +【後記】 蜀の丞相・諸葛亮は、流浪を送る劉備を 天下三分の一角へと押し上げた名軍師と して、南中にもその名は聞こえていた。 その噂に違わぬ奇々怪々な策に翻弄され、 孟獲は捕らわれの身となってしまう。 「…ちっ、漢人め! 卑怯な策を巡らし 相手を下して征服し、それで満足か?」 「なら今度は、正々堂々勝負しようか。」 孟獲を捕えながら、なぜか諸葛亮は孟獲 を解き放った。それは幾度も続いた。 戦 勢 武将 ターン 攻撃 HP 防御 使用技能 ドロップ B1 蜀 馬謖 「ほぅら、かかった!」先制攻撃???? B2 蜀 劉軍槍兵 x5 1 B3 蜀 張苞 2 蜀 張嶷 2 蜀 関興 1 「混乱の計」先制ユニット変換(蜀→桃)「受け継がれし武勇」連続攻撃????? B4 蜀 魏延 蜀 劉軍槍兵 x2 B5 蜀 魏延 「混乱の計」先制ユニット変換(蜀→桃) B6 蜀 趙雲 1 「正々堂々!」先制状態異常無効999ターン「混乱の計」????&ユニット変換(蜀→桃)「荒々しき乱撃」連続攻撃????? B7 蜀 【七縦七擒】諸葛亮 1 「奇襲!」????「伏兵!」連続攻撃????? ★7Lv? 超弩級 蜀漢の丞相 【体力:50、合戦:7】【優劣:蜀←→群】 【獲得目安】資金:113004、EXP:19359(固定) 【ミッション】 「蛮兵」のみの部隊で攻略!(報酬:無償宝玉×120個) 【神速攻略報酬】 S(15ターン以内):【七縦七擒】諸葛亮×1体 A(20ターン以内):【蜀軍超指南】于吉×1体 B(35ターン以内):友情pt400 +【序文】 「とおさま、戦には勝ったの?」 「あ、ああ、花鬘。しかし漢人の奴らの 諦めが悪くてな。また退治しに行こう、 と思っていたところなのだ。」 「そっかぁ! すごいね、さすがだね!」 愛娘・花鬘と話しながら、孟獲は考えて いた。その気なら、力尽くで南中を征服 できるのに、諸葛亮はその動きを見せて いない。狙いはわからなかったが、蜀軍 が南中を侵すというのなら、孟獲は南中 を守るために闘おうと、心を決めていた。 +【後記】 「いい勝負だった、そう思うぞ、孟獲。」 「また殺さぬつもりか、諸葛孔明…。」 「死んではならぬぞ、孟獲よ。お前が 南中を愛するように、南中の民もまた、 お前を王にと望んでおるのだ。」 「…だがワシは、お前に負けたのだ。」 「いや。私はお前に、王の器量を認めた。 お前の意地が、私に認めさせたのだ。 だからお前の勝ちだ、孟獲よ。」 そう言って諸葛亮は、孟獲に南中の政の 一切を任ると、北へと引き返していった。 戦 勢 武将 ターン 攻撃 HP 防御 使用技能 ドロップ B1 蜀 馬謖 2 20370 「ほぅら、かかった!」先制攻撃20370「暗澹たる笑み」なにもしない(体力max時使用)「心の陥穽」回復禁止4ターン B2 蜀 劉軍槍兵 x5 1 6370 6 高防御 B3 蜀 張苞 2 「混乱の計」ユニット変換(蜀→桃)「若き血の目覚め」攻撃力Up1回 蜀 張嶷 2 16370 蜀 関興 1 「混乱の計」先制ユニット変換(蜀→桃)「受け継がれし武勇」連続攻撃?????「若き血の憤激」連続攻撃18900 B4 蜀 魏延 3 10前後 高防御 蜀 劉軍槍兵 x2 1 6 高防御 B5 蜀 魏延 「混乱の計」先制ユニット変換(蜀→桃) B6 蜀 趙雲 1 「正々堂々!」先制状態異常無効999ターン「混乱の計」????&ユニット変換(蜀→桃)「荒々しき乱撃」連続攻撃????? B7 蜀 【七縦七擒】諸葛亮 1 高防御 「柔和なる笑顏」なにもしない(体力max時使用)「奇襲!」????「伏兵!」連続攻撃????? ★7Lv20 (※)青数字はおおよその数値(特効孟獲の決戦軍略から逆算) コメント 諸葛亮のスキルマは240体(2倍時120体)じゃないですかね? -- 2015-04-02 23 02 26 再度調査した結果、Lv1→Lv27(max)までの必要総技能習熟度が312,988、 合成時の技能習熟度が1体あたり1,313(2倍時2,626)だったため、 239体(2倍時120体)でした。ご指摘ありがとうございました。(編) -- 2015-04-03 04 57 45 239体でしたか、編集乙です。 -- 2015-04-03 12 44 52 大将副将の片方特効孟獲でB1馬謖「ほぅら、かかった!」先制攻撃14259 -- 2015-04-04 04 11 29 大将副将の片方特効孟獲でB2劉軍槍兵4459 -- 2015-04-04 04 27 59 大将副将の片方特効孟獲で 馬謖の通常攻撃14259 張嶷の通常攻撃11459 関興「若き血の憤激」連続攻撃13230 -- 2015-04-04 12 20 24 コメント すべてのコメントを見る
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概要 勢力一覧勢力図 在野 野望 地方別動向東北地方 北陸地方 関東地方 中部地方 近畿地方 中国地方 四国地方 九州地方 争覇演武シナリオ一覧 概要 関ヶ原前夜を時代背景としたシナリオ。 豊臣の天下は儚く、再び割拠の時代が訪れる。 年代設定の都合に救われて登場している武将もちらほら。 東軍の長である、徳川家が立地・人材共に頭一つ有利だが、 西軍側の石田家も同盟を活かせば対応は可能。 どちらの側に立つにせよ、決戦に際しては後背の安全を確保するのが先決であろう。 また、晩年のシナリオだけあり、そろそろ全体的な登場武将不足が顕在化しつつある。 一部地域では在野の牢人すら払底し始めているので、人材の確保には抜かりなく。 勢力一覧 勢力図 国名 城名 大名家 所属武将 陸中陸奥 堀越城 津軽家 津軽為信 兼平綱則 沼田祐光 服部康成 出羽 山形城 最上家 最上義光 大崎殿 鮭延秀綱 里見民部 最上義康 志村光安 楯岡光直 陸前羽前 岩出山城 伊達家 伊達政宗 片倉小十郎 片倉重長 愛姫 飯坂の局 鬼庭綱元 屋代景頼 磐城岩代 若松城 上杉家 上杉景勝 前田慶次 直江兼続 綾御前 志駄義秀 本庄繁長 上泉泰綱 越中越後 春日山城 堀家 堀秀治 三善一守 溝口秀勝 堀直清 堀直政 能登加賀 金沢城 前田家 前田利家 まつ 山崎長徳 前田利長 奥村永福 高山重友 津田重久 越前若狭 敦賀城 大谷家 大谷吉継 湯浅五助 赤座直保 平塚為広 戸田勝成 大谷吉治 朽木元綱 常陸 太田城 佐竹家 佐竹義重 佐竹義宣 芳 小貫頼久 和田昭為 真壁氏幹 佐竹義久 下野 宇都宮城 蒲生家 蒲生秀行 関盛吉 三雲成持 上野 沼田城 真田(信之)家 真田信之 稲姫 大熊秀行 鈴木忠重 小山田茂誠 武蔵下総 江戸城 徳川家 徳川家康 柳生宗矩 井伊直政 徳川秀忠 鳥居元忠 板部岡江雪斎 本多正信 酒井忠世 上総安房 大多喜城 徳川家 本多忠勝 乙女 本多忠政 本多忠朝 青山忠成 板倉勝重 土井利勝 相模伊豆 小田原城 徳川家 結城秀康 榊原康政 渡辺守綱 酒井家次 本多正純 石川家成 山口重政 小笠原秀政 甲斐 甲府城 浅野家 浅野長政 やや 京極高知 徳永寿昌 浅野幸長 信濃 上田城 真田(昌幸)家 真田昌幸 真田幸村 くのいち 山手殿 矢沢頼康 駿河遠江 掛川城 山内家 山内一豊 中村一氏 堀尾忠氏 山内康豊 三河 吉田城 池田家 池田輝政 池田利隆 池田長吉 池田長政 有馬則頼 有馬豊氏 美濃飛騨 岐阜城 織田家 織田秀信 日根野弘就 織田信雄 稲葉貞通 木造長正 河尻秀長 古田織部 尾張伊勢 清洲城 福島家 福島正則 可児才蔵 大道寺直次 福島高晴 富田信高 近江伊賀 佐和山城 石田家 石田三成 島左近 うた 速水守久 脇坂安治 石田重家 蒲生頼郷 山城 二条城 豊臣家 小西行長 竹中重門 平野長泰 片桐且元 渡辺了 薄田兼相 岡本頼氏 大和 筒井城 筒井家 筒井定次 松倉重政 井戸覚弘 箸尾高春 井戸良弘 摂津河内 大坂城 豊臣家 豊臣秀頼 ねね 甲斐姫 大友義統 毛利勝永 淀殿 前田玄以 大野治長 紀伊 和歌山城 豊臣家 九鬼嘉隆 氏家行広 松野重元 増田長盛 斎村政広 吉弘統幸 丹波丹後 宮津城 細川家 細川忠興 ガラシャ 細川藤孝 麝香 松井康之 有吉立行 細川忠隆 播磨但馬 姫路城 豊臣家 織田信包 大野治房 大野治胤 新庄直頼 長束正家 三好政勝 郡宗保 備前美作 岡山城 宇喜多家 宇喜多秀家 糟屋武則 宇喜多忠家 明石全登 安芸備後 広島城 毛利家 毛利輝元 小早川秀秋 福原広俊 熊谷元直 内藤元盛 内藤隆春 出雲石見 月山富田城 毛利家 村上武吉 益田元祥 佐世元嘉 中島元行 宍戸元続 吉川広家 川村重吉 周防長門 高嶺城 毛利家 吉見広頼 毛利秀元 安国寺恵瓊 小早川秀包 毛利元康 平賀元相 堅田元慶 阿波讃岐 徳島城 豊臣家 蜂須賀家政 立原久綱 赤松則英 仁木義治 高原次利 伊予 宇和島城 藤堂家 藤堂高虎 小川祐忠 萱野長則 藤堂高吉 東土佐 浦戸城 長宗我部家 長宗我部元親 蜷川親長 谷忠澄 豊永勝元 久武親直 佐竹親直 高島正重 西土佐 中村城 長宗我部家 長宗我部盛親 吉田政重 桑名吉成 津野親忠 立石正賀 豊前豊後 中津城 黒田家 黒田官兵衛 黒田長政 後藤又兵衛 母里太兵衛 光 栗山利安 黒田直之 筑前筑後 柳川城 立花家 立花宗茂 立花誾千代 由布惟信 小野鎮幸 立花直次 十時連貞 高野大膳 肥前 佐賀城 鍋島家 鍋島直茂 彦鶴姫 木下昌直 成富茂安 龍造寺家晴 龍造寺信周 鍋島勝茂 肥後 隈本城 加藤家 加藤清正 加藤正方 森本一久 加藤可重 飯田直景 庄林一心 日向 佐土原城 島津家 島津義弘 島津忠長 宰相殿 種子島久時 樺山久高 東郷重位 島津忠恒 薩摩大隅 内城 島津家 島津義久 島津豊久 平田光宗 禰寝重張 伊集院忠棟 新納忠元 山田有信 中馬重方 青字は特定武将・固有武将 赤字は姫武将 在野 国名 内容 陸中陸奥 戌 北信愛 泉山政義 南部信直 八戸政栄 七戸家国 大崎義隆 大内定綱 出羽 伊達成実 小野寺義道 最上家親 清水義親 氏家光氏 楯岡満茂 針生盛信 木幡継清 陸前羽前 喜多 義姫 後藤信康 国分盛重 白石宗実 留守政景 支倉常長 山川賢信 黒川晴氏 磐城岩代 お船 菊姫 木幡高清 相馬義胤 春日元忠 溝口左馬介 岩井信能 越中越後 水原親憲 甘粕景継 村上義明 能登加賀 安 横山長知 長連龍 村井長頼 丹羽長重 丹羽長正 越前若狭 冨田重政 佐分利重隆 常陸 成田長親 多賀谷重経 梶原政景 下野 冬 那須資晴 宇都宮国綱 佐野房綱 結城晴朝 藤田信吉 奥平信昌 水野勝成 上野 酒巻靱負 成田長忠 平岩親吉 牧野康成 武蔵下総 梶 江 花姫 福 大久庭忠隣 本多康俊 松平康重 皆川広照 上総安房 鵜殿氏長 大久保忠佐 岡部長盛 酒井政辰 里見義康 徳山秀現 正木為春 正木頼忠 御子神典膳 相模伊豆 伊東一刀斎 千葉直重 内藤清成 長尾顕長 北条氏勝 甲斐 風魔小太郎 仙石秀久 お松 望月千代女 仙石忠政 仙石秀範 信濃 渓 河原綱家 山村良利 諏訪頼忠 山村良候 千村家政 諏訪頼水 石川康長 森忠政 関一政 駿河遠江 早川殿 今川氏真 嶺姫 千代 せん 小笠原長忠 松平忠吉 堀尾吉晴 五藤為重 寺村重友 三河 督姫 糸子 佃十成 原長頼 田中吉政 田中吉次 美濃飛騨 加藤貞泰 高木貞久 遠藤慶隆 金森可重 金森長近 市橋長勝 竹中重利 田丸直昌 伊木忠次 尾張伊勢 於まさ 徳姫 孝蔵主 中村一栄 百々綱家 飯沼長資 岡本良勝 長尾一勝 大崎玄蕃 福島治重 近江伊賀 お茶々 初 北の方 佐久間安政 安養寺氏種 京極高次 山城 京極マリア 小西マリア 細川興秋 大和 柳生宗厳 藤 秀子 伊賀マリア 神戸具盛 桑山重晴 桑山元晴 摂津河内 織田長益 お通 竜子 摩阿 浅野忠吉 吉良義昭 津田信春 北条氏規 山崎家盛 紀伊 雑賀孫六 下間頼竜 下間頼廉 下間仲孝 滝川益氏 玉置小平太 花房正成 六角義治 丹波丹後 小袖 前田茂勝 稲富祐直 播磨但馬 三好政康 円融院 宮部継潤 備前美作 宮本武蔵 豪 モニカ 伊東長次 戸川達安 坂崎直盛 花房職秀 安芸備後 問田の方 周 出雲石見 阿国 新庄局 尼子義久 周防長門 南方就正 山名豊国 阿波讃岐 生駒一正 生駒親正 伊予 久芳院 加藤嘉明 加藤忠明 河村権七 足立重信 塙団右衛門 平岡直房 東土佐 なし 西土佐 土居清良 豊前豊後 妙林 毛屋武久 井上之房 田原親賢 筑前筑後 宋雲院 筑紫広門 肥前 有馬晴信 寺沢広高 石井茂成 松浦鎮信 龍造寺長信 龍造寺政家 鍋島茂賢 大村喜前 肥後 かな 千代菊 丸目長恵 相良頼房 日向 川崎祐長 山田宗昌 薩摩大隅 犬童頼安 肝付兼護 野望 大名 内容 津軽家 東北統一 最上家 東北統一 伊達家 上洛 上杉家 徳川家滅亡 堀家 北陸統一 前田家 北陸統一 大谷家 徳川家滅亡 佐竹家 東北統一 蒲生家 東北統一 真田(信之)家 石田家滅亡 徳川家 石田家滅亡 浅野家 中部統一 真田(昌幸)家 徳川家滅亡 山内家 中部統一 池田家 中部統一 織田家 中部統一 福島家 石田家滅亡 石田家 徳川家滅亡 豊臣家 徳川家滅亡 筒井家 近畿統一 細川家 石田家滅亡 宇喜多家 徳川家滅亡 毛利家 徳川家滅亡 藤堂家 四国統一 長宗我部家 徳川家滅亡 黒田家 九州統一 立花家 上洛 鍋島家 九州統一 加藤家 九州統一 島津家 上洛 地方別動向 東北地方 東北に転封してきた上杉と伊達の二強体制にあり、両者の間では合戦イベントも生じる。 勝利した側がそのまま東北、ひいては東国を掌中に収められるだろう。 他の二家は、上手く漁夫の利を得られるよう策を講じるべし。 北陸地方 利家夫妻がかろうじて存命と言うこともあり、地の利を活かせば前田家の野望達成は容易な部類。 大谷家の場合も、北進して北陸を制覇し、畏友・三成を側面支援したいところであるが。 関東地方 既に関東に盤石の地歩を固めつつある徳川家に抗するのは難しい。 逆に、徳川家の場合は着実に関東、そして東北を制していくとよい。 三成との決戦の前に背後を固めると同時に、伊達・上杉の人材を手中に収める一挙両得の戦略である。 中部地方 徳川に対する前衛となる真田家であるが、史実通りに分裂している。 取り敢えずは両家を合併し、そのまま中部を制圧していくのが筋であろう。 福島家の場合、速攻で石田家を打倒し、そのままエンディングに行くのもあり。 近畿地方 石田家ら西軍の主力があるだけあり、大名家間の同盟に恵まれている。 裏を返すと、東進策以外の選択肢は採りづらいという弊害もある。 大国・徳川に抗するためには、不自由を承知で同盟を尊重していくべきであろう。 石田家でプレイするならば、野望達成後はやはりそのままエンディングを迎えるべきであろう。 豊臣に弓引くのは流石に彼らしくない。 中国地方 毛利・宇喜多共に西軍だけあり、やはり西国の東軍方を狙うべきであろう。 九州は強豪らによる乱戦模様なので、過疎の目立つ四国が第一目標か。 阿国・宮本武蔵ら貴重な牢人無双武将は、決して見逃さないように。 四国地方 長宗我部家は、既に小少将と信親を失い、牢人不足も目立つなど衰退が著しい。 他の諸侯は、相対的には四国を統一しやすくなったが、反面、維持も難しくなっている。 九州地方 島津による統一は阻止されたが、今なお島津の勢力は根強い。 だが、新たに登場した大名家は無双武将が数多く、島津と言えど安心は出来ない有力諸侯揃い。 その意味では、再び最激戦区に戻っている。 四国ほどではないが過疎化も始まっているので、処断は禁止するくらいの覚悟が必要だろう。 争覇演武シナリオ一覧 一覧表 川中島の戦い(争覇演武) 桶狭間の戦い(争覇演武) 長篠の戦い(争覇演武) 本能寺の変(争覇演武) 小田原征伐(争覇演武) 関ヶ原の戦い(争覇演武) 大坂の陣(争覇演武) 謀将たちの野望 女戦国時代 一国一将 信長包囲網
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[部分編集] 第10章 魔の島←前章 第11章 獅子草原の戦い 次章→第12章 死の軍団 ページの情報補完は随時お願いします 基本情報 敵情報 アイテム・イベント情報 店 攻略のポイント出撃後のポイント 攻略手順の一例 高難度情報難易度「ハード」以上の場合 [部分編集] 基本情報 勝利条件 - 敗北条件 - 出撃人数 1人 強制出撃 加入キャラ --:---- 敵情報 敵のステータスは、難易度により変化するため掲載していません。 初期配置 骨狼()×5 敵レベル 1 ドロップ ボス ボス会話 アイテム・イベント情報 情報収集 なし 村訪問 北東の村 1000G 宝箱 なし 会話 ▲ページ上部へ 店 武器の詳細はアイテム関連各ページを参照して下さい。 武器屋名前 耐久 値段 攻略のポイント 難易度易しい・普通、戦術点なしでのポイントを載せています。~ 出撃後のポイント 攻略手順の一例 高難度情報 難易度「ハード」以上の場合 ▲ページ上部へ
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決戦!定軍山の戦い 2015/02/02(月)19 00~2015/02/04(水)18 59の期間、超高難易度クエストとして登場 公式サイトのクエストに関する記事 補充される兵士ユニットは「蜀」「「漢」「群」の3勢力のみ 2勢力以上で部隊を編成する必要があるクエスト クエストをクリアすると★7【撃滅の一矢】夏侯淵を入手できる(超弩級のみ確定) このクエストにおいて軍略が強力になる武将が同期間にレアガチャに登場 【開催履歴】 2015/06/05(金)19 00~2015/06/06(土)18 59 2015/07/04(土)12 00~2015/07/06(月)18 59 2015/07/23(木)18 59~2015/07/24(金)19 00 主なドロップ武将 武将名 同技能(※)武将 技能LvMaxまで 【撃滅の一矢】夏侯淵 102体(2倍時51体) 【虎豹騎隊長】曹真↓覚醒後【蜀軍迎撃】曹真 61体(2倍時31体) (※)「効果が同じ技能」を意味し、強化の素材選択時に「技能大」と表示される武将。 特効武将 特定の期間、定軍山決戦 レア武将ガチャで下記の武将が入手できる。 これらの武将はこのクエストのみで軍略が強力なものに変化する。 武将名 決戦軍略 【勇毅冠三軍】黄忠↓覚醒後【覇道阻む斬撃】黄忠 【決戦】全武将のHPを2倍、攻撃力を4倍にする。受けるダメージを減少させる。 【漢中計画】法正(覚醒後↓覚醒後【覇者に挑む智謀】法正 【決戦】全武将の攻撃力を4倍、回復力を2倍にする。ユニットを動かせる時間が延びる。 超級 夏侯淵、散る(編成制限) 【体力:40、合戦:5】【優劣:魏←→蜀】 【獲得目安】資金:25314、EXP:7079 【ミッション】「蜀」勢力を入れた部隊で攻略(報酬:【魏軍超指南】于吉×2体) +【序文】 +【後記】 戦 勢 武将 ターン 攻撃 HP 防御 使用技能 ドロップ B1 魏 【平狄将軍】張コウ 2 ★2Lv? 魏 【官渡武勇】徐晃 2 ★3Lv? 魏 【潼関守備】曹洪 2 「苛烈な進撃」先制10ターン後追加攻撃???? B2 魏 【蜀軍迎撃】曹真 1 5237 「苛烈な進撃」先制10ターン後追加攻撃15711「混乱の計」???? ユニット変換(蜀→魏) ★5Lv? B3 魏 【不羈奔放】曹洪 1 6618 「苛烈な進撃」先制10ターン後追加攻撃????「捨て身の突進」7474 B4 魏 【先鋒の窮地】夏侯覇 1 7018 「苛烈な進撃」先制10ターン後追加攻撃????「漢兵拘束」????&漢封じ1ターン「群兵拘束」????&群封じ1ターン「毒計」ユニット変換(桃→毒) B5 魏 【撃滅の一矢】夏侯淵 1 9423 「狂おしき血の猛り」先制12ターン後追加攻撃????「漢兵拘束」????&漢封じ1ターン「群兵拘束」????&群封じ1ターン「毒計」ユニット変換(桃→毒) ★7Lv10 超弩級 夏侯淵、散る(編成制限) 【体力:50、合戦:5】【優劣:魏←→蜀】 【獲得目安】資金:82694(固定)、EXP:12339(固定) 【ミッション】 「蜀」勢力を入れた部隊で攻略(報酬:【魏軍超指南】于吉×3体) 「騎兵」のみの部隊で攻略!(報酬:無償宝玉×120個) 【神速攻略報酬】 S(15ターン以内):【撃滅の一矢】夏侯淵1体 A(20ターン以内):【魏軍超指南】于吉×1体 B(35ターン以内):友情pt400 +【序文】 +【後記】 戦 勢 武将 ターン 攻撃 HP 防御 使用技能 ドロップ B1 魏 【平狄将軍】張コウ 2 「混乱の計」7973 ユニット変換(桃→魏) ★2Lv15 魏 【官渡武勇】徐晃 2 ★3Lv15 魏 【潼関守備】曹洪 2 「苛烈な進撃」先制6ターン後追加攻撃???? B2 魏 【蜀軍迎撃】曹真 1 「苛烈な進撃」先制6ターン後追加攻撃????「混乱の計」???? ユニット変換(蜀→魏) ★5Lv15 B3 魏 【不羈奔放】曹洪 1 「苛烈な進撃」先制6ターン後追加攻撃???? B4 魏 【先鋒の窮地】夏侯覇 1 「苛烈な進撃」先制6ターン後追加攻撃????「漢兵拘束」????&漢封じ1ターン「群兵拘束」????&群封じ1ターン「毒計」ユニット変換(桃→毒) B5 魏 【撃滅の一矢】夏侯淵 1 14493 「狂おしき血の猛り」先制10ターン後追加攻撃????「毒計」ユニット変換(桃→毒)「蜀兵拘束」14493&蜀封じ1ターン「漢兵拘束」14493&漢封じ1ターン「群兵拘束」14493&群封じ1ターン ★7Lv25 コメント 各階層、HPいくつくらいなんだろ…妙に硬いけどSランク取れました(o(*゚▽゚*)o)今回は超弩級じゃないような…σ(^_^;) -- 2015-02-03 13 41 39 ほとんどAランクでした… -- 2015-02-03 18 10 20 徐晃もドロします。 -- 2015-02-03 22 15 51 神速Sが確実なら、変換技能のスキル上げとして周回する価値もあります。 -- 2015-07-05 01 26 07 コメント すべてのコメントを見る
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勝利条件 敗北条件 制限 日数 担当勢力 敵勢力 袁紹部隊壊滅 曹操部隊壊滅陳留陥落指定日数経過 部隊コマンドのみ使用可陳留のみ行軍可 90日 曹操 袁紹 概要 戦闘開始時は曹操軍は兵力で大幅に劣る上に、部隊の兵糧・気力ともにわずかしか無い。とはいえこちらが有利になるイベントが盛り沢山なので、それらを起こすための条件をどれだけきっちりこなせるかが勝負になる。 20日経つと袁紹軍の兵糧輸送隊が虎牢関前に出現する。兵数は2000。これを壊滅させると曹操軍全部隊の兵糧増加および気力50回復、濮陽に曹操軍の曹仁・夏侯淵各5000が出現、袁紹軍の許攸部隊3000が投降、さらに濮陽南西に烏巣砦と袁紹軍の守将4部隊出現、濮陽・陳留を狙う劉備軍3部隊出現。 輸送部隊撃破に失敗する(官渡港に入られる)と曹操軍全部隊が兵糧切れを起こす上に烏巣砦も出現しないので、クリアはまず無理となる。 烏巣砦を破壊すると曹操軍全部隊の兵糧大幅増加および気力全回復、袁紹軍全部隊の兵数大幅減少および気力50減少、さらに烏巣砦の守将4部隊が消滅、張郃・高覧各5000(気力100)が投降。張郃と高覧の投降時部隊兵数はその時点での残兵数に依存。5000以上なら5000、5000以下ならその兵数。 部隊一覧(表記は-主将(副将、兵科兵数、兵糧、軍資、気力)) 袁紹陣営 袁煕(ジュンシン、弩9000、15000、0、100) 袁尚(ホウキ、井蘭9000、15000、0、100) 袁紹(郭図、弩12000、20000、0、100) 袁譚(なし、戟9000、15000、0、100) 許ユウ(なし、馬3000、6000、0、100) 牽ショウ(なし、井蘭6000、10000、0、100) 高覧(なし、馬7000、10000、0、100) 審配(なし、弩7000、10000、0,100) 張コウ(なし、馬7000、10000、0,100) 曹操陣営 夏侯惇(なし、馬5000、2600、0、30) 徐晃(曹洪、戟5000、2600、0、30) 曹操(卞氏、槍6000、3100、0、30) 張遼(なし、馬5000、2600、0、30) 李典(劉曄、投石5000、2600、0、30) 袁紹陣営-輸送 張南(なし、剣2000、2000、400、100) 袁紹陣営-別働隊 スイゲンシン(なし、槍4000、4000、0、100) 淳于瓊(なし、槍4000、4000、0、100) カンキョシ(なし、剣4000、4000、0、100) リョイコウ(なし、剣4000、4000、0、100) 劉備陣営 劉備(関羽・張飛、戟3000、6000、0、100) 趙雲(なし、馬3000、6000、0、100) 劉辟(キョウト、槍3000、6000、0、100) 基本方針 輸送部隊撃破まで 最初の1・2ターンは陣&軍楽台の付近にある森へ全軍を篭らせつつ、張南の輸送部隊出現に備え徐晃他1部隊を森へと先行させる。 張郃と高覧は後で仲間になるので、できるだけ無傷で混乱していてもらう。比較的知力が高い張郃は特技「虚実」を持つ曹操で。高覧は張遼や徐晃で。森の中では役に立ちにくい張遼がおすすめか。 張郃が数ターン混乱し続けてくれているようなら、曹操は審配を撹乱で足止めする。 李典の部隊は軍楽台の北東2マス目以上西へ進ませないこと。輸送部隊撃破後、烏巣砦をすぐに攻撃できる移動範囲に居る必要がある。 牽招は一度特技「威風」を持つ張遼で通常攻撃しておくと輸送部隊壊滅後に気力切れをおこして棺桶になってくれる。 寝返った許攸は兵数と戦闘能力的に長持ちはしないので撹乱要員として使う。 輸送部隊を撃破できそうなターンになったら、李典は動かさないこと。これで烏巣砦出現直後すぐ攻撃できる。 烏巣砦破壊まで 烏巣砦出現後も曹操は張郃の撹乱に徹する。高覧は徐晃か張遼で撹乱し、夏侯惇は袁紹の息子を適当に攻撃しておく。 砦攻撃係は李典と夏侯淵。砦周囲の敵4部隊は砦破壊後に消滅するので無視。夏侯淵は乱射をしたくなるが、グッとこらえて砦に火矢。着火ダメージを狙う。 夏侯淵は戦法失敗もしくは着火できない可能性もある。さらに撹乱にかかりやすいので、烏巣出現直後にセーブをお勧めする。烏巣砦破壊がどれだけスムーズに行くかで、後の難易度が大きく変わるからだ。 袁紹撃破まで 砦さえ潰してしまえば敵が大幅に弱体化するので、後は背後の劉備軍を曹仁らで足止めしつつ袁紹を全軍でフクロにすれば勝てる。あくまで勝利条件は袁紹隊の壊滅。色気を出して全部隊を撃破しようとすると時間切れになったり陳留・濮陽が陥落する可能性があるので要注意。 曹仁は渡付近で劉備と趙雲を防ぐ役。とはいっても趙雲は騎兵戦法「突破」を使ってくる上に劉備はZOC無視でそこそこ知力が高く、撹乱されやすい。夏侯淵と共に、あくまで袁紹を壊滅させるまでの時間稼ぎに徹する。 烏巣砦破壊が順調に行っていれば消化試合のようなものだが、陳留・濮陽方面に気を配り油断しないようにすること。 コメント 砦落とさずにクリアすると許攸に烏倉を落とせなかったのは画竜点睛を欠きましたね的な事を言われたけど 輸送隊潰さずにクリアできた人っているのかな -- (名無しさん) 2012-01-22 17 42 14 一騎討ちでの負傷を利用して輸送隊撃破無しでクリアした動画がつべに上ってるが...ようやるわ https //www.youtube.com/watch?v=obEYO6jcxBA -- (名無しさん) 2020-11-12 22 19 45 名前 コメント すべてのコメントを見る
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九州三国志 耳川の戦い(島津家) 味方NPC 名前 LV 数 備考 [[]] 区間・敵NPC 耳川の合戦・壱 名前 LV 数 ドロップ 備考 [[]] [[]] [[]] 耳川の合戦・弐 名前 LV 数 ドロップ 備考 [[]] [[]] [[]] 耳川の合戦・参 名前 LV 数 ドロップ 備考 [[]] [[]] [[]] 耳川の合戦・四 名前 LV 数 ドロップ 備考 [[]] [[]] [[]] 耳川の合戦・伍 名前 LV 数 ドロップ 備考 [[]] [[]] [[]] ゾーンドロップ 情報募集中 名前 コメント
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時は遡りクリュセルスへのEGO先遣隊が全滅し、アルバドたちがクリュセルスへ突入する数時間前。 ~ミストラルシティ・モゴラ大陸への海橋~ モゴラ大陸とミストラルシティをつなぐ海にかけられた橋。その上に巨大な飛行戦艦が設置されている。 EGO隊員「準備完了しました」 飛行戦艦の点検を終えたEGO隊員がツバメに報告する。 ツバメ「作戦開始まで時間がないわ。みんないくわよ!」 ツバメたちミストラルシティ未元獣対策チームの面々にアポロン、ボルクを加えたメンバーはEGOが開発した飛行戦艦タイタニック=ジャッジへと乗り込む。 ネオ「みんな!気を付けて!」 一同を見送るネオ。 ツバメ「私たちがいない間この街を頼むわよ、ネオ」 ネオ「僕もこの街の治安維持局の長官だ。任せておいてくれ!」 EGO隊員「ではタイタニック=ジャッジ発艦準備!」 タイタニック=ジャッジの操縦及び通信などは専属のEGO隊員たちがやってくれる。ツバメたちの出番はクリュセルスへついてからだ。 ゴゴゴゴゴ! タイタニック=ジャッジのメインエンジンが稼働する。タイタニック=ジャッジはゆっくりと橋の上を進んでいく。 EGO隊員「速度上昇10…20…30」 徐々に速度を上げていくタイタニック=ジャッジ。 EGO隊員「離陸します!」 橋を飛び立つタイタニック=ジャッジ。 EGO隊員「目的地はクリュセルス。タイタニック=ジャッジ発艦!」 ツバメたちはクリュセルスへ向け飛び立っていった。未元獣を操るNを倒すため。タイタニック=ジャッジを見送るネオ。 ネオ「行ってしまったか…」 どこかその表情は寂しげだ。 ネオ「さて」 ネオは振り返り、EGOミストラルシティ支部へと歩を進める。 ネオ「僕も僕のやるべきことをしないとね」 ~~~ そして時はアルバドたちがクリュセルスへ突入を開始した時へと戻る。 ミストラルシティを飛び立った飛行戦艦タイタニック=ジャッジ。それはモゴラ大陸の中腹へと差し掛かっていた。 EGO隊員「地上部隊はそろそろクリュセルスへと突入したころです」 ツバメたちの奇襲を成功させるために地上部隊は先行してクリュセルスへ突入するそうだ。 EGO隊員「あと1時間ほどでクリュセルスへ到着します。」 ツバメ「みんな。もうすぐクリュセルスよ。準備はいい?」 十也「あぁ!」 ディック「あたりまえだろ!」 アポロン「問題ない」 ツバメ「ふっ。あなたたちなら大丈夫そうね」 一同の様子を見て安堵するツバメ。オリジネイターとの激戦を乗り越えた彼らにとってこの程度の心構えはどうということがないのだ。 ビービービー! 突如艦内に警報が鳴り響く。 ツバメ「どうしたの?」 EGO隊員「前方に何らかの機影を確認しました。」 タイタニック=ジャッジは空を進んでいる。その前方になにかがいるということだろうか。 EGO隊員「映像でます!」 タイタニック=ジャッジのモニターに表示される前方の映像。そこに映し出されていたのは… 結利「あれは…」 ナル「飛行戦艦!」 それはタイタニック=ジャッジと同じ飛行戦艦だった。その姿はタイタニック=ジャッジに酷似している。 ピピピ! タイタニック=ジャッジに通信が入る。 ツバメ「どこから?」 EGO隊員「向こうの戦艦からです!通信映像でます!」 モニターに映し出される通信相手の映像。その相手は… トリス「やぁ。旧人類ども」 トリス・アレジェーネだ。 十也「お前は!」 十也に不意打ちで傷を負わせた相手が目の前の戦艦にいるのだ。 トリス「お前たちの作戦など僕たちにはまるわかりなんだよ!この飛行戦艦イミタティオンで君たちを空の藻屑にしてやるよ!」 ドン!ドン! ツバメ「きゃ!なに!?」 タイタニック=ジャッジが揺れる。なんらかの襲撃を受けたらしい。 EGO隊員「向こうの戦艦より攻撃が行われました!こちらの戦艦を沈めるつもりみたいです!」 ツバメ「なら!こちらも応戦よ!タイタニック=ジャッジ、迎撃しなさい!」 タイタニック=ジャッジに装備された砲塔がトリスの乗り込む飛行戦艦イミタティオンを狙う。 ドン!ドン!ドン! タイタニック=ジャッジから発射される砲弾。 トリス「無駄だよ!」 未元獣「がぉぉ!」 イミタティオンの看板に未元獣たちが現れる。未元獣たちに命中する砲弾。 ボルク「未元獣を盾代わりに使っていやがる!」 トリス「ははは!沈め!」 ドン!ドン! 結利「きゃあ!」 激しく揺れるタイタニック=ジャッジ。 EGO隊員「艦体ダメージ上昇!このままでは艦が持ちません!」 ツバメ「まずいわね…」 予想外の空からの襲撃。加えた相手の戦艦は未元獣を盾替わりに使いこちらの攻撃を防いでくる。 ディック「俺があの戦艦を止める!」 スライ「何を言っているんだおまえ?」 トニー「そうですよ。あの戦艦をどうやって…」 ディック「あの戦艦にギリギリまで近づいてくれ。そしたら俺が直接あの戦艦に飛び移る!」 唐突に無茶なことを言い出すディック。 ツバメ「だめね全然ダメ!敵の戦艦も攻撃してくるのよ!それに近づくなんて…あれ…」 なにかを思い出すツバメ。それはこの飛行戦艦に乗り込む前に機能の確認をしていた時のことだ。 ツバメ「そうね…あれがあったじゃない!でかしたわねディック!たまにはやるじゃない!」 ディック「お、おう?」 ツバメ「敵の飛行戦艦に可能な限り近づいて」 EGO隊員「で、ですがそれでは敵からの攻撃が来ますよ!」 ツバメ「タイタニック=ジャッジがクリュセルスまで持てばいいわ。そして敵戦艦に接近ししだい、緊急脱出用の小型飛行艇を射出します」 十也「この状況で脱出したって撃ち落とされるのがオチだぞ」 ツバメ「そんなことは百も承知よ。小型飛行艇を射出する方向は…」 ~飛行戦艦イミタティオン・艦橋~ トリス「ん?なんだ?」 タイタニック=ジャッジが接近してくる。 トリス「とうとう勝てないとわかって血迷ったか。奴ら特攻でもかけるつもりかな。」 タイタニック=ジャッジとの距離が徐々に詰まる。 トリス「砲撃だ!」 ドン! タイタニック=ジャッジに命中する砲弾。 トリス「奴らそのまま近寄ってくるぞ!本当に血迷ったか?」 とその時! シュン! タイタニック=ジャッジから何かが発射される。 トリス「なんだあれは?飛行艇…か?」 脱出用の飛行艇だ。あれでツバメたちは脱出するつもりなのだろうか。 トリス「ん?あの飛行艇…こちらに向かって…」 ドゴン! 激しく揺れるイミタティオン。 トリス「な、なんだ!?映像を出せ!」 モニターにはイミタティオンに大きく空いた穴が映し出される。その穴には先ほどの飛行艇が突き刺さっている。 トリス「まさか!あいつら!」 飛行艇から人が出てくる。 トリス「直接乗り込んできやがった!」 ~タイタニック=ジャッジ~ ツバメ「作戦成功ね」 ツバメの作戦。それは脱出用の小型飛行艇を敵戦艦に突っ込ませそのまま内部から奇襲をかけるというものだ。脱出用の小型飛行艇は元々どのような状況でも脱出できるようにかなりの強度を誇る設計となっていた。そのため敵戦艦の装甲を突き破り侵入することが可能だったのだ。 結利「あんなに頑丈ならあれで私たちが脱出すればよかったんじゃないの?」 アポロン「それは不可能だろう。あれは2人までしか乗ることができない」 ツバメ「彼らが敵を引き付けている間、私たちはこのままクリュセルスに向かうわよ。そのままEGOの地上部隊と合流するわよ」 ナル(ディック…頼んだよ) ~飛行戦艦イミタティオン~ ディック「突入に成功したな!」 ボルク「おう!さて俺たちの力見せてやろうぜ!」 リョウガ「ちょっとまて。ツバメの話では俺たちはあくまで敵を引き付けるだけでいいみたいだぞ?」 ボルク「敵の幹部の一人がここにいるんだ。俺はいくぜ!」 ボルクは戦艦の中を突き進んでいく。 リョウガ「やれやれ…ディックお前はどうする?」 ディック「俺も時間を稼いで逃げるっていうのはあまり好きじゃないな」 リョウガ「そうか。なら仕方ないな」 ディック「リョウガ…」 リョウガ「お前のサポートは俺がする!存分に暴れてやろうぜ!」 ディック「あぁ!」 to be continued